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懐かしいベッカムが登場! 世界限定50台のマセラティ「MC20 ノッテ」は元GT1チャンピオンのアンドレア・ベルトリーニとコラボ

ショートフィルムに出演したデビッド・ベッカムとアンドレア・ベルトリーニ

マセラティ・コルセ(MC)の超限定モデルが登場

マセラティは、サーキットを走るために生まれ、公道を走るために育まれたスーパースポーツカー、「MC20」の初の限定モデル「MC20 ノッテ」を発表した。世界限定50台の特別なモデルを紹介しよう。

マセラティのV6 ネットゥーノ エンジンを搭載

スーパースポーツカーのブランドがレースについての関わりを持ち出したとき、ほとんどの場合はクラシックやヴィンテージの領域にある話から始まる。そんなクルマが現存したとしても、ミュージアム保管でエアコンの利いた室内に説明書きとともに展示され、実動する姿は映像で紹介される。エンジン音を聞くとすればそれはフェスティバルであって、幸運にもその末裔を所有できる者がいたとしても、エンブレム以外共通点を見出すことは難しい。もちろん技術の進化も甚だしく、そんな思いを期待すること自体がナンセンスかもしれないが、ここに登場したマセラティの限定車は、そんなテイストとは一線を画している。

2023年11月9日、モデナにおいてマセラティは、サーキットを走るために生まれ、公道を走るために育まれたスーパースポーツカー、MC20の初の限定モデル「MC20 ノッテ」を発表。MC20 ノッテ・エディションは、記憶に鮮明なGTカテゴリーをはじめとした現代のサーキットを席巻したクルマそのものと言ってもいい、大胆なスピリットを讃えるモデルとされている。

マセラティ・コルセ、すなわちMCのモデルコードを持つMC20のデザインは、神秘的で強烈な闇の中でスパークするイメージ。咆哮する闇の怪物は魅惑的で、並外れたV6 ネットゥーノ エンジンを搭載するに相応しいシルエットを持つ。

元GT1ワールドチャンピオンのアンドレア・ベルトリーニとコラボ

現代的なレースの世界からインスピレーションを得たマセラティ フーリズリー チームは、マセラティのスタッフドライバーであり、トライデントを駆る元GT1ワールドチャンピオンのアンドレア・ベルトリーニとのコラボレーションにより、MC20ノッテのボディワークを開発。そのエクステリアは、マセラティのシンボルロゴのトライデントを巧みに配し、ディテールをシルバーからマットホワイトゴールドへと変化させるベルトリーニの言う「マイダスタッチ」によって、光沢のあるブラックから暗闇で輝くマットな「ネロ・エッセンツァ」へ変化させるという演出が施されている。

20インチのマットブラックのバードケージホイールには、マットホワイトゴールドのアクセントが施され、ブレーキキャリパーはブラック。インテリアは、アルカンターラ・ブラック/グレーにイエローのステッチを施した6ウェイ・パワー・スポーツシートを採用する。ブランドに共通してヘッドレストにはトライデントを配し、アルカンターラのスポーツ・ステアリング・ホイールにはカーボンファイバー製インサートが施されている。2つのヘッドレストの間には、「UNA DI 50」(50台のうちの1台)のサインとともに、MC20ノッテ・エディション専用のメタルプレートが貼られている。

デビッド・ベッカムが出演するショートフィルムを公開

Fuoriserieというイタリア語は「特別注文」のことで、世界にひとつだけのマセラティを提供するプログラム。MC20ノッテは、レースのスリルと夜の魅力を讃え、最高のパフォーマンスとイタリアン・エレガンス、そして夜の世界のミステリアスさを融合させた、MC20に初めてフオリセリエが担当した限定モデルであり、「スーパースポーツカーのコレクターとサーキット愛好家に捧げます」と、マセラティのデザイン責任者であるクラウス・ブッセは述べている。

マセラティ MC20 ノッテ・エディションの発売を記念して、ショートフィルムも公開されている。グローバルブランドアンバサダーであり、MC20のエンスージアストでもあるデビッド・ベッカムとアンドレア・ベルトリーニが、ベッカムのまばゆい輝きを放つMC20が街中からサーキットを駆け抜ける新しいレーシングモンスターに変身する魅力的なストーリーの主役を務めた。

MC20はマセラティ トライデント会員限定のプレビューに続き、全世界で発売を予定しており、未来のオーナーには、マセラティのレーシングフィールドでのスリルを体験し、トライデントの新しいエクスクルーシブモデルを味わえるプログラムも準備されているという。

マセラティのエレクトリックパワーモデル 

スーパースポーツカーのMC20とスパイダーのMC20 シエロは、F1由来のテクノロジーを初めて一般市販車のパワーユニットに組み込んだ画期的な100%マセラティ・ネットゥーノV6エンジンを搭載するが、バリエーション豊富となったモデルラインナップはマセラティ初のフルエレクトリックSUVである「グレカーレ フォルゴーレ」で完結する。

現在、新型「グラントゥーリズモ」には、ネットゥーノから派生した高性能V6ガソリンエンジンと、100%電気自動車のグラントゥーリズモ フォルゴーレの両方が用意されている。2025年までには、マセラティの全モデルにフルエレクトリックバージョンを計画しており、2030年にはマセラティの全モデルが電気のみで走行するよう次世代のモビリティへも着実に準備を進めていることを加えておこう。

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