木のぬくもりを大事にした内装
2023年10月21日〜22日に神奈川県のパシフィコ横浜で開催された「横浜キャンピングカーショー」で発見した気になるキャンピングカーをピックアップ。今回はFLEXのブースで発見したキャンピングカー「Wood Village」を紹介する。
普段使いの快適性も考えた新発想キャンパー
みなとみらい地区にあるパシフィコ横浜で2023年10月21日〜22日に開催された横浜キャンピングカーショーには、数多くのキャンピングカーが集結した。そんな会場内で発見したのがWood Villageと名付けられたトヨタ「ハイエース」がベースのキャンパーだ。
FLEXではハイエースをベースに内装をカスタムしたキャンピングカー「MOBY DICK」シリーズがポピュラーだが、会場で発見したのが、今年3月に発表されたWood Villageというキャンピングカー。その名の通り木のぬくもりを大事にした内装が特徴の新しいキャンピングカーだが、そんなWood Villageの外装を同社の丸目フェイススワップキット「Re Classic」や「Classicテールランプ」と組み合わせたことで、レトロな外観に変身。一般的なキャンピングカーとは全く異なる見た目が大きな特徴となっている。
丸目ヘッドライトカスタムで外観もレトロな雰囲気
まずは外観から見ていこう。標準ボディの5ドア車に装着されたRe Classicフェイスは、グリルやヘッドライト、コーナーウインカーはFLEXのオリジナルパーツを使用し、バンパーをブラックアウトすることで、独特なフロントフェイスとなっている。これにRe Classicにマッチしたレトロスタイルのテールランプを組み合わせた。
足まわりには無骨なDEANコロラドホイールを履くことで、見た目にもおしゃれなカスタムハイエースとなっているのだ。キャンピングカーだけでなく、数多くのカスタムハイエースを取り扱うFLEXならではの魅力といえるだろう。
リアルウッドを多用したまるでログハウスのような内装
内装を見てみよう。8ナンバーのキャンピングカー登録となるため、キャンピングカーの要件を満たしているが、キッチンスペースは最小限とし、あえてフルフラットスペースをできるだけ大きくとる工夫がなされている。セカンドシートにフルフラット展開が可能なFASPシートを採用し、テーブル&ソファを設置した対面のダイニング状態はもちろん、広大なフルフラットベッド状態にも簡単にアレンジ可能だ。
前述の通り、車内の各部にはふんだんにリアルウッドを採用。天井はもちろん、フロアや設置される家具に至るまで上質な木材を贅沢に使用。まるでログハウスの中にいるような雰囲気となっている。
キャンピングカーながら乗車定員6名を確保
運転席もツイード張りのシートにウッドを多用したおしゃれなダッシュが特徴的である。Wood Villageは、フロントがベンチシートとなっているため、セカンドシートと合わせて最大6名が乗車できる。さらにベッド展開した際には大人2名に加えて子ども1名も就寝可能だ。
さて、気になる価格だが、ベース車両によって異なるそうだが、会場で展示されていたディーゼルエンジン4WDベースの車両で、595万8000円だそう。普段使いもできるおしゃれなカスタムハイエースで、キャンプも楽しむことができる一台と考えればリーズナブルと言える価格だろう。