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「東京オートサロン」で公開された「フェアレディZ」のカスマイズプロトもエンジンとセットでミニチュア化! 歴代「GT-R」の新作も登場

RZ34のマイスターシリーズ

マイスターシリーズ Nissan Fairlady Z Customized Proto TOKYO AUTO SALON 2022

細部までこだわったエンジンスケールモデルが魅力

精密なエンジンスケールモデルをリリースしている日下エンジニアリング。同社から日産が誇る2大スポーツカー「GT-R」と「フェアレディZ」の新作アイテムが続々発売されているので紹介しよう。

人気のマスターズシリーズはR35 MY24とRZ34が登場

同社のラインアップのなかで、高い人気を誇るのがマスターズシリーズだ。見えないような細部までこだわり再現した1/6スケールのエンジンと、1/18スケールのモデルカーを組み合わせ、実車のオーナーはもちろん多くのモデルカーコレクターを魅了している。エンジンは日下エンジニアリングが手掛け、モデルカーは精巧な作り込みで注目を集めるホビーメーカー「MAKE UP(東京・青山)」に製作を依頼し、コラボレーションしたアイテムだ。

最新作として発売されているのが、2023年の東京オートサロンで公開され注目を集めたR35型「NISSAN GT-R」2024年モデル(MY24)と、2022年の東京オートサロンで披露され、往年のスポーツカーファンを唸らせたRZ34型「フェアレディZ」のカスタマイズプロトである。

GT-R MY24は、GT性能を際立たせたプレミアムエディション Tスペックと、レーシング性能を磨き上げたニスモを設定。ニスモに関しては、カーボンパーツをさらに投入したスペシャルエディションも用意されている。RZ34は、往年の名車であるS30型を連想させるようなオレンジのボディカラーとブラックの2トーンが目を引く。さらに、S30風のカスタムが施され、アグレッシブさが増したコンセプトモデルである。その後、市販用にアレンジされカスタマイズエディションとしてアイテムが用意されている。今回、そのプロトタイプモデルを1/18スケールで再現した。

GT-Rの心臓部である「VR38DETT」は、Tスペックとニスモでカラーリングが異なる。Tスペックは、専用アイテムとなるゴールドのエンジンカバーを採用。対してニスモは、スポーティさを際立たせるレッドカラーのエンジンカバーとなっており、両車の個性を体現しているといっていい。RZ34の「VR30DDTT」は、日産の最新高性能V6エンジンのディテールを細部まで再現した。

本物のエンジンを分解し、最新の3Dモデリング技術を用いて細部までデータ化し原型を製作している。これにより構成する部品を細分化することができ、よりリアルな仕上がりを可能とした。

どちらも使用する材質を部品によって変更するほどのこだわりっぷり。レジンキャスト、ウレタン樹脂、真鍮、アクリルなどを用い、各部の細かな造形も精密に再現しているのは見事だ。これらは職人がハンドメイドで仕上げている点も見逃せない。

また、どのモデルもパワーコア付きも設定。パワーコアはエンジンの構成パーツであるピストン、コンロッド、クランクシャフトも再現し、エンジンモデルの隣に並べることでエンジンのパワフルさをより感じることができる仕様となっている。

日産GT-Rは、パワーコアなしが11万円(消費税込)、パワーコア付きが12万6500円(消費税込)。どちらも実車のオーナー向けサービスとして、愛車と同じナンバープレートに2750円(消費税込み)で変更することも可能だ。RZ34フェアレディZカスタマイズプロトは、12万5000円(消費税込)となっている。

エンジンモデルプラスは人気のグループA仕様とニスモ400Rが登場

また、1/6スケールのエンジンモデルと1/43スケールのモデルカーを組み合わせている「エンジンモデルプラス」シリーズの最新作は、今なお多くのファンに支持されているR32GT-RのグループA仕様、カルソニックとSTPタイサンの2モデルと、R33GT-Rをベースにニスモがチューニングを施したコンプリートカーの400Rだ。

マスターズシリーズは1/8スケールという大きなモデルカーがセットになっているが、エンジンモデルプラスは1/43スケールとなっており、エンジンの魅力をより味わうことができるシリーズと言っていいだろう。

グループA仕様は、カルソニックが1993年の仙台ハイランドレースウェイで開催されたハイランドGr.A 300kmレースでポール・トゥ・ウィンを飾ったマシン。STPタイサンは、1993年のオートポリスで開催された全日本ツーリングカー選手権 in Racing Parkで優勝したマシンである。

R32GT-Rのもつスタイリッシュなディテールはもちろん、存在感のあるカラーリングやスポンサーロゴなどは1/43スケールながら実車さながらの迫力。これだけでもコレクションする価値のある仕上がりだ。

ニスモ400Rは、ベースとなるR33のボディサイズにプラスし、オーバーフェンダーや前後バンパーにサイドスカート、そして専用ボンネットなどのアイテムが存在感を際立たせている。

グループA、そして400Rともに希少な専用エンジンを搭載。その細部は1/6というエンジンスケールモデルでじっくりと確認することができる。搭載状態では当然見えにくいエンジン下部やタービンなどのディテールを、自宅にいながら堪能できるのはGT-Rファンにとっては至福のひとときだろう。なお、マイスターシリーズ同様に、エンジンプラモデルもピストン、コンロッド、クランクシャフトをモデリングしたパワーコアが付属するので、希少車に搭載された希少エンジンを存分に味わいたい人にオススメのアイテムだ。

グループA仕様の2台、そして400Rともに9万3500円(消費税込)となっている。どのモデルも残りわずか、またモデルによっては限定数に達したカラーもあるので、気になる方はお早めに。

日下エンジニアリング
https://kusaka-eng.com/engine/index.html

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