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「世界一カッコいいハコスカ」を目指した紅白2台の仕上がりが半端ない!「1/1スケールのプラモデルのノリで製作してます」

佇まいがいいこともあり、TOKYO AUTO SALON 2024に詰めかけた数多くのギャラリーが撮影していた

3社のタッグによって製作されたハコスカ

2024年1月12日~14日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された東京オートサロン2024にて、尾林ファクトリーブースで紅白の日産「スカイライン2000GT」が2台展示されていた。その詳細をお届けしよう。

40歳の誕生日に合わせてカスタム開始

東京オートサロンは1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートした当初はチューニング・ドレスアップショップの出展がメインだったが、1990年代後半から自動車メーカーも大々的にブースを展開。昨今は、ハイクオリティなコンセプトカー、独創的なチューニングカーおよびドレスアップカーの共演を楽しめるようになっている。

今回もワクワクできるクルマがたくさん披露されたが、一番最初に立ち寄った北ホールの尾林ファクトリーブースに置かれた紅白のハコスカ2台に目が釘付けにされた。1台は坂本産業ハコスカ ZERO 4(白)、もう1台はWONDERハコスカ 山際バージョン(赤)だ。

まずWONDERハコスカのオーナーである山際さんに声をかけたら、坂本産業ハコスカに憧れて製作したとの返答があった。

「このクルマは1972年式の日産スカイライン2000GTで、30歳のときに買いました。いまから10年前の話です。それで、いつの日にかカスタムしようと思い、貯金しておいて、40歳の誕生日に合わせて、この1年で完成させました。坂本産業ハコスカと同じ仕様にしてほしい、とオーダーし、出来上がったのは一昨日のことです」

1/1スケールのカスタムを実践

山際さんは坂本産業ハコスカ ZERO 4が「1号車」で、自身の愛車であるWONDERハコスカ 山際バージョンが「2号車」であるとも話してくれたが、記念すべき1号車の近くにオーナーの坂本さんがいたので、誕生した経緯を伺ってみた。

「ハコスカはトータルで5台所有しました。2000GTとか2000GT-Xですね。長きにわたって所有してきた中で、いつもこういうカスタムがいいかも、とイメージしていて、このスタイルは3年前に完成させました。ベース車は1972年式の日産スカイライン2000GTです」

坂本さんは事業のひとつとして坂本産業車両部というセクションを展開しており、そこでクルマ関連の修理やレストアなどを行っているのだという。その坂本産業車両部で仕上げられたのが、このハコスカ ZERO 4というわけだ。

「小学生の頃に街道レーサーという名のシャコタンのプラモデルがあって、それを何個も作りました。でも、どの商品も理想とするスタイルと少し違っていたので、自分で加工したプラバンを完成したプラモデルに付けてカッコよくしていましたね。ハコスカ ZERO 4も同じノリで造ったもので、いま坂本産業車両部で1/1スケールのカスタムを実践しているということです」

坂本産業車両部、WONDER、尾林ファクトリーという3社による1/1スケールカスタムがすっかり軌道に乗っているので、今後の新展開に期待することにしよう。

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