珍道中となったラリーをレポート
2024年2月11日にOAMとコラボレーションして行われたクラシック&エキサイティングカーによるラリーイベント、「NCCR」。AMW編集部号のコ・ドライバーとしてクルマ系MC荒木佳穂が参戦しました。珍道中となったラリーをレポートします。
奈良名物の柿の葉寿司をGET
NCCRは、スピードではなく技術力を競うレースとして指定されたルートでチェックポイントを巡りながら、ルート内の競技会場のスペシャルステージを行う2人1組のレースです。
まずはスタート地点「JWマリオットホテル奈良」にて開会式。到着すると、そこには往年の名車と現代のスーパーカーの夢の共演! 参加されている皆さんの服装がペアルックなのもおしゃれです。
われわれの今回の参戦車両は、メルセデスAMG「SL 63 4MATIC+」。AMGならではの走りはもちろん、オープンにもできるモデルなので、1日中気持ちよく走れました。
まずは、ボディサイドとボンネットにゼッケンを水平に貼っていきます。スタートは先輩MCの松下まゆみさんからインタビューを受けて、華々しく出発です!
コ・ドライバーの仕事はコマ図と呼ばれる地図の情報をドライバーに伝え、正確に目的地に着くアシストをすること。「ナビを使えばいいじゃん!」と思った皆さま、ラリーは元々クラシックカーで行う競技なのです。
もちろんナビは使わずに挑戦しましたが、これが難しい。指示としては、「右折した後○キロ直進」と書いてある簡易的な地図のみ。慣れない中、前の参戦車両を追ううちに最初のチェックポイント「柿の葉寿司ヤマト 宝来店」に到着。チェックポイントではご当地の名産品が進呈されることになっていて、ここでは奈良名物の柿の葉寿司をいただきました。
スペシャルステージに苦戦
高速道路に乗り、大阪市内へ向かいます。次は競技を行うスペシャルステージです。決められた区間を設定されたタイムで走るスペシャルステージを午前3回、午後2回と行い、勝敗が決まります。コ・ドライバーはタイム通りに走行できるよう、ストップウォッチと睨めっこしながら、秒数を数えるアシストをしますが、簡単に思えるこの秒数のカウントがとても難しいのです。
3回目も満足いく結果は得られず、午後に期待して、NCCRとコラボしている大阪オートメッセ2024の会場へ向かいました。会場ではNCCR参戦車両を展示するコーナーができていたので、ご覧になった方もいるのではないでしょうか。
それから午後のスペシャルステージへ向かいました。1回目はペアでの呼吸も午前よりは合い、うまくいったような……。最後の2回目は、これがもう惨敗でした。悔しさを噛み締めていたら、会場にてホカホカのアップルパイが登場。落ち込む間も与えてくれないなんて、どれだけ楽しいイベントなんだ!(笑)
フォトジェニックな最後のチェックポイント
最後のチェックポイント「ジーライオンミュージアム」へ。煉瓦造りの施設の中にはたくさんのクラシックカーの展示があり、まさに映えスポット! クラシックカー好きの方は必見ですね。
全ての競技を終えて、「グランドプリンスホテル大阪ベイ」での表彰式に向かいます。プレゼンターを務めるゲストドライバーから、クラスごとの結果発表とトロフィー&賞品が手渡されていきます。
さて、われわれの結果は……なんとクラス2位の好成績! 表彰までタイムは分からなかったので、驚きの結果です。これは完全に荒木佳穂の貢献というよりもドライバーの腕の良さです! とはいえ、表彰されるのはとても嬉しいものです。
結果はもちろんですが、競技のドキドキ、地域や名産を知れたり、走行中地元の方に応援していただいたりと本当にたくさんのことを経験できるイベント。1日を通してラグジュアリーな会場で過ごす時間や参加者同士で紳士淑女の交流も魅力ですね。ご興味を持っていただいた方は、ぜひ参加してみてくださいね。