女性活躍、インクルージョン促進のプログラム
ベントレーモーターズが3回目となる女性を対象にしたメンターシッププログラムを開始します。これは同社の掲げる戦略の中で、男女平等を擁護し、世界中の女性に力を与え、インクルージョンを促進するための数ある取り組みのひとつです。
英国とカタールの8名の「リケジョ」が対象
ベントレーが実施する「エクストラオーディナリー ウーマン メンターシップ プログラム」は、英国のバース大学、ラフバラ大学、ウォーリック大学、マンチェスター・メトロポリタン大学、カタールのドーハ科学技術大学と共同で8名の女子学生を受け入れて開催される。3回目を迎えるこの取り組みは次世代の若い女性リーダーを奨励し、育成することを目的としており、特にエンジニアリング、デザイン、テクノロジー、およびビジネスを学ぶ女子学生に焦点を当てている。
このプログラムは、日本ではいわゆる「リケジョ」などと呼ばれる女子学生がSTEM(科学・技術・工学・数学)および自動車分野でさまざまなキャリアパスを模索することを奨励するためにデザインされている。ベントレーでは、男性と同様に女性にもさまざまな機会や可能性が秘められていることを知ってもらうことに意義があるという。
世界で活躍する女性が講師陣
このプログラムでは、まずは特別に選抜された優秀な女性たち、つまりインスピレーションを与えるパイオニアたちによる1対1の個別指導を受け、2024年6月には英国クルーにあるベントレー本社で1週間実地研修を行う予定となる。
前回はこの女性パイオニアに、建築への貢献が認められCBEに任命されたスターリング賞受賞建築家のアマンダ・レベテ、湾岸地域初の女性航空宇宙エンジニアであるサウジアラビアのミシャール・アシェミムリー、アラブ首長国連邦のオピニオンリーダーで起業家のアムナ・アル・ハシェミなどが選ばれた。
2024年は世界中で150人以上の従業員を抱えるクラフト用品会社、クラフターズ コンパニオンの創業者兼オーナーであるサラ・デイヴィスMBEが講師に加わる。ビジネスの先端を走るこのような女性から学生たちは大きな刺激を受けることだろう。
この特別な女性プログラムは、男女平等を擁護し、世界中の女性に力を与え、インクルージョンを促進するためのベントレーモーターズの数ある取り組みのひとつである。「ビヨンド100戦略」の一環として、ベントレーは、クルマのようにそれぞれに個性を持つ社員を擁する、最も多様性に富んだ高級自動車メーカーになることを目指す。
AMWノミカタ
ベントレーはこのような若い理系の大学生を対象にした研修プログラムの他に、アプレンティスプログラムといった若者の実習プログラムも毎年実施している。次世代の未来のリーダーの成功を支援することに力を注ぐが、実際に研修後にベントレーを就職先として選択する学生も出てきているという。ここで学んだ学生たちが、数十年後にどのようなベントレーを生み出してゆくのか楽しみだ。