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トヨタ「ハイエース」に500キロの荷物を使いやすく積載! 電工職人の知恵が詰まった公私二刀流のカスタムとは

電工職人がこだわりを詰め込んで機能的なレイアウトが完成したトヨタ ハイエース

オリジナルでカスタムされたハイエースの荷室を紹介

トヨタ「ハイエース」乗り御用達の情報誌『HIACE style』。そのなかで仕事の相棒としてカスタムされたハイエースを紹介するコーナーが「はたらくハイエース」です。今回AMW編集部が注目したのは、自作の荷室カスタムを披露してくれた佐々木靖昌さんの愛車です。

ほぼ自作で完成させたハイエース。オンもオフもこの1台でこなす

毎日の現場仕事とプライベートを二刀流で支える佐々木靖昌さんのハイエース。今回は荷室を紹介することがメインなのでカスタム内容を細かく解説できないが、実ははかなりの本格派。よくぞこの仕様で現場仕事もこなしていると感心してしまうレベルなのだ。

「純正のカタチを崩さずに、でも純正部品を使いながらカスタムするのがコンセプト。4型以降のハイエースの顔ってみんな同じ。だから3型純正バンパーをあえて5型に付けています」

佐々木さんはカスタムは基本自作という技巧派だ。リアのナンバーベースはレクサス「RX」のもの、エンブレムやハイマウントはスムージング、リアウイングもスリット加工+5mmぐらいダックテール化するという超こだわり派。そんな人が電気工事をしてくれるのだから超安心と言うほかないだろう。

電工職人がこだわりを詰め込み、機能的なレイアウトが完成

普段よく使う物たちは引き出せるスライディング式トレイにレイアウトしている。そこに載せられているのはブレーカーをつなぐ端子や細かな工具、ナット&ボルト、ビニールテープ、インシュロックなど。しかもトレイも自作というから驚きなのだ。そして、上段のトレイマット奥には自身が電気工事に使用するケーブル類をドッサリとレイアウトしてある。適宜使用する部材だけにまずは車両の中心に据えている。

「今日は撮影があるからと思って少なめなんですよ」

と佐々木さんは教えてくれた。

丸ノコ、インパクト、電ネジカッターなど一般的な工具類はカゴに入れて右奥に。一式がカゴに入っており引き出す際も簡単に取り出せるようになっている。イベント等のオフ会にも仕事道具を積んでこのまま行ってしまうのだとか。細かなパーツが多いため中型のケース2個と大型のケース1個の計3個に分けて配線器具やスイッチ類を積載する。ハイエースの荷室には

「ザッと見積もって400〜500kgは積載しているかなぁ……」

とは佐々木さんの弁。ケーブル類を置いたその前方には、配管切りに使用するバンドソーや、エアーで吹き飛ばすためのブロワー、マキタ製のラジオなどをディスプレイ。どのパートも自身が使いやすいように機能的にレイアウトされているのだ。

実用性バツグンでこだわり満載

リアゲートを開けると最初に目に飛び込むのは佐々木サン自らが身に着けるへルメットや腰道具などの身近な道具類。腰道具は総重量20kg超えだとか。腰道具はニックス製でカラーなどすべてフルオーダーしたこだわりの品なのだそう。

自作トレイの下にはオシャレ感の演出と実際の明かり取り用にLED照明を自作して設置している。大型スイッチでON/OFFが可能。脚立は4尺+5尺を積み、UIビークルのルームキャリアを加工してホームセンターのラック用の網を流用し、ロープや延長コード、ホウキなどを置いている。

2列目シートは仮眠用としている。その他、細々した用具類やコインパーキングに入れない時のための自作スロープなども車内には用意。ガッツリ仕事用なのに、趣味のカスタムにも一切の妥協なしの仕様なのだ。

モモ・レースのステアリング下にはワンオフ製作したステアリングスイッチを備える。ステアリング交換をしてもナビ操作、オーディオ音量、ラジオ/TVのモード切り替えなどが自在。その形状も独特なシフトノブはライクワイズ製。ボンネットフードカバーは今や激レアな415コブラ製となっている。

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