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「プロテクションフィルム」を貼ると査定は下がる!? プロショップに聞く最新フィルム事情とは

ヘッドライトにフィルム施工

寿命や光沢を左右するため下地処理も肝心。異物や鉄粉除去、場合によっては研磨をしてからフィルムを貼り込む。飛び石からの保護を目的とするならフロントまわりだけ施工するのも手だ

大事な愛車だからこそ輝きは保ち続けたいもの

今や海外のスーパースポーツと変わらない存在となった日産「GT-R」。特別な1台だからこそ、ずっと美観を保ち続けたいもの。その手段として注目を集めているのがプロテクションフィルムです。ボディケアのプロフェッショナルである、「オートディテイリングあおき」でプロテクションフィルムの現状について話を聞きました。

(初出:GT-R Magazine Vol.176)

保護に特化したフィルムで飛び石や紫外線からガード

欧州スーパースポーツやラグジュアリーセダンの世界では常識になりつつあるプロテクションフィルム。愛車の輝きをいつまでも美しく保ち続けるために貼り込む透明のフィルムが、飛び石などによるキズを防ぎ、紫外線や酸性雨によるダメージから大切なボディを保護してくれる。

今回話を伺った「オートディテイリングあおき」が取り扱うXPELプロテクションフィルムの厚さは150〜200ミクロン。お札2枚分くらいというからそれなりの厚みだ。ポリウレタン素材のフィルムは適度な柔軟性も備えており、ボディの保護に適しているのがわかる。

「XPELのプロテクションフィルムは自己修復機能を備えているのも特徴です。飛び石によるキズや洗車キズが付いても約60℃の熱を加えれば自己修復してくれます」

と話すのはオートディテイリングあおきの青木 久代表。鳥フンや黄砂、雨ジミなどの浸食から大切な塗膜を守る効果も期待できる。

紫外線カット率は95%以上となっており、経年劣化による色褪せが抑制できるのも大きい。紫外線を吸収しやすいブラックやレッドなどのボディカラーでもプロテクションフィルムを貼っておけば新車時の輝きを維持でき、樹脂ヘッドライトの黄ばみ予防にもひと役買ってくれる。

プロテクションフィルム施工で必ず査定額が下がるということはない

フィルムを貼ってあることがわからないほどの透明度を誇るのもポイントだ。一般的なラッピングフィルムの耐用年数の目安が1〜3年なのに対し、XPELプロテクションフィルムは5〜10年と長きにわたり透明度を維持。貼り込むことで艶が増す光沢仕上げの「アルティメットプラス」のほか、つや消し(マット)調に仕上がる「ステルス」なども用意され、好みに応じて選ぶことも可能だ。

「プロテクションフィルムを貼り込むことでリセールが下がるという誤解も一部で広がっているようですが、それは大きな間違いです。ポルシェやマクラーレンをはじめとする自動車メーカーが純正採用していることからも、その信頼性はご理解いただけると思います。美しいボディをキープし、リセールを維持するためにプロテクションフィルムを選ばれる方が多いですよ」

R35 GT-Rのボディ全体にフィルムを貼り込む場合、施工期間は約10日。予算は150万円前後となる。愛車の美しさを維持したいオーナーは、ぜひプロテクションフィルムによるボディ保護を検討してみてはいかがだろうか。

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