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日産新型「キックス」が北米に投入! 日本導入が待ち遠しい、安全性と快適性が進化したコンパクトSUVとは

キックスの新型はまず北米から

日産のグローバルモデルとして販売されている小型SUVの「キックス」が3世代目へと進化。まずは北米市場から投入されることとなりました。今後は日本市場へも導入されるであろう、新型モデルの詳細をお届けしたいと思います。

全長4.3mの小さく便利なSUVが、よりカジュアルなデザインに

日産「キックス」の初代モデルは三菱の「パジェロミニ」からOEM供給を受けた軽SUVであった。その後、2016年に自社開発のコンパクトSUVとして開発され、デザインは日本、アメリカ、ブラジルのデザイン部の共同作業となった。グローバルモデルということで、北米やブラジル、中国、カナダで次々に販売され、2020年にe-POWERを搭載する3車種目として、そして初のe-POWER専用車種として日本でも販売された。

今回の新型モデルも先代と同じ販売形態が採られ、まずは2024年夏に北米市場に投入されることとなった。

新型キックスのコンセプトは先代通り、カジュアルに楽しめるコンパクトSUVである。車体上部をすっきりとさせ、車体下部はワイドなフェンダーで厚みを持たせているが、これは高級スニーカーのソールのデザインからインスパイアされたのだという。ややクロスオーバーよりのSUVデザインになっているのが新型の特徴だ。

高級感、安全性、快適性を進化させた

日本導入時には仕様が変わる可能性が高いが、北米向けモデルは最高出力141ps、最大トルク190Nmの2L 直列4気筒エンジンが用意され、全グレードに4WDシステムを採用。「SNOW」モードを設定し、最低地上高を8.4インチ(約21cm)確保するなどして、従来モデルと同様にさまざまな路面状況に耐えられる走破性が与えられている。

インテリアはエクステリアと対比するかのようにモダンな仕上げになっている。シートには疲労軽減と快適性を追求して設計した「ゼログラビティシート」を前席に採用。コンパクトSUVとは思えないほどの高い快適性が確保されている。

またドライバーの安全性や快適性に直結するインフォテインメントシステムや運転支援システムも多くの最新仕様が用意されている。

12.3インチのデジタルディスプレイ、最大4つのUSB TYPE-Cポート、ワイヤレス充電器が用意され、もちろんAndroid Auto と Apple CarPlayにも対応している。運転支援機能も全方位運転支援システム(セーフティシールド360)が全モデルに標準装備され、歩行者検知機能付きエマージェンシーブレーキ、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)、LDP(車線逸脱防止支援システム)、ハイビームアシストなど、日産の持つ多くの技術が積極的に採用されている。

飽和状態が訪れると言われながらも依然として人気が高いSUVカテゴリー。なかでも都心部では便利なコンパクトSUV、週末はアクティブに使えるオフロード色の強いSUV、この2つの顔を持つクルマへのニーズはしばらく安定していることだろう。日本導入に関する詳細を期待して待ちたい。

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