20年かけてオリジナル仕様にカスタム
子どもの頃からアメ車が好きで、1995年式のシボレー「カマロ」を20年ものあいだカスタムし続けるトミナガさん。ボディはオールペンされ、レーシングストライプ&ファイアパターンもペイント。ガレージ保管のため、幌やシートは純正のままで状態良好です。エンジンはほぼすべてを変更し、パワフルな仕様になっています。
子どもの頃からアメ車好き
2024年4月14日(日)に栃木県足利市で開催されたオールジャンルのアメリカ車ミーティング「K-Styles」の会場でさまざまなオーナーから声をかけられていたのは、ブラジル出身のトミナガさんだ。32年前に日本に住みはじめ、20年という時をかけて1995年式のシボレー「カマロZ28」をカスタムし続けている。
過去には日産R31型「スカイライン GTS-R」やトヨタ「ソアラ」などにも乗っていたが、子どもの頃からアメ車が好きでスタイリングが魅力的だという「カマロ」には、20年という所有期間からわかる通りかなり入れ込んでいるようだ。
「エンジンは購入時ノーマルでしたが、現在はシリンダーブロック以外すべて変更し、383cui(6.3L)のストローカーを搭載しています。今の仕様は450hp、トルクは600Nmくらい。アクセルをちょっとだけ踏んでもホイールスピンしちゃうくらい力が凄いんです。
エンジン音もヤバいですよ。このエンジンを作ったときにミッションはそのままでしたが、2〜3カ月で壊れてしまって。その後はドラッグレース用のミッションを作りました」
エンジン以外にも各部カスタムが施される
エンジン本体以外にもHolleyのスロットルボディ、MSD、パワーマスターのオルタネーターなどなど各部に手が入れられ、さらにボディ、足まわりなど各部にカスタムが施されている。
「エアロとボンネットはアメリカから取り寄せて、USミラーとテールも入れてます。足まわりはローダウンのスプリング、レイクウッドのアーム、あとポリウレタンブッシュにしてます。マフラーはオーダーメイドのオーバルのステンレスです。ホイールもWORKにオーダーメイドしてVS KFの19インチでフロントが10J、リアが11Jのオリジナルサイズにしています」
20年かけてノーマルから現在の姿まで進化させたトミナガさん。そこまで長く愛情をかけけられるカマロの魅力とは何なのだろうか。
「日本車にも何台か乗りましたが、カマロのスタイリッシュなカタチが好きなんです。でも、もしこのカマロが高く売れたとしたら、コルベットとかチャージャーを買っちゃうかもしれないですけどね(笑)」