サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

井澤エイミーさんを逆インタビュー! 日本を代表するモータースポーツMCが語るニュル24時間の魅力とは【みどり独乙通信】

井澤エイミーさん

メディアセンターで情報を収集し、中継に役立てていた

日本のレースファンにはおなじみの存在

2023年に引き続き、2024年もニュルブルクリンク24時間レースにおいて「STI NBR CHALLENGE」の中継レポーターを務めた井澤エイミーさん。ニュルブルクリンク24時間レースはもちろんのこと、ル・マン24時間レースをはじめ、数多くのモータースポーツシーンで活躍を続け、その明るく親しみやすいキャラクターとファンへ向けた心を込めたレポートで、感動的な瞬間を現場から伝えてくれます。そんなステキな井澤エイミーさんに、最近の活動や大好きなニュルについてお話を伺いました。

レースMCの傍ら家業の輸入販売業も手伝う

──最近のモータースポーツでの活動は?

GTワールドチャレンジ アジアでピットレポーターとして全レースを担当しています。GTワールドチャレンジ アジアのオフィシャルYouTubeチャンネルで全レースをカバーしています。英語でのレポートですが、もしよろしかったらぜひ観てくださいね。(字幕機能で日本語設定可能)

GTワールドチャレンジ アジアでは、数多くの日本チームや日本人ドライバーが参戦していて、英語が流暢な日本人ドライバーの方とは、日本人同士ながら英語でインタビューをするというとてもフシギな空間なので、みなさんには新鮮に映るかもしれませんね。

──自動車関連のMCやイベントのお仕事もされているのですか?

そうですね、週末に開催される走行会やメーカーさんのイベントやパーティのMCもさせていただいています。じつは、家業である輸入販売業の会社に勤務して、平日はOLとしても働いているんですよ(笑)。

──ニュル近郊はモーゼルワインなどの有名な産地が広がりますが、今回のニュルはワインの買い付けも兼ねていたりもするのですか?(笑)

じつは3週間前に買い付けのためドイツに来ていたんです。ちょうど私が訪れた際には、ドイツに季節外れの寒波が到来し、新芽が出る時期にモーゼル地方のブドウが凍結してしまう事態となってしまって心を痛めています。総生産量の半分ほどがロスしてしまっているので、今年はあまり良いヴィンテージ(ブドウの収穫した年)ではないと思います。

余談なのですが、モータースポーツとワインが結ぶフシギでビックリするご縁がありました。3週間前にワインの仕入れでモーゼルとラインヘッセンのワイナリーを訪れた際にお会いしたオーナーが、ニュル24時間レースに2台のBMW M4 GT3で参戦するROWEレーシングのオーナーでした。私がJ SPORTSでピットレポーターを務めていたときのことを覚えてくださっていいて、モータースポーツとワインが繋いだフシギなご縁にとても驚いています。

いつかレース観戦しながらワインを楽しむイベントを開催したい!

──ではこの際、モータースポーツのエキスパートでもあり、ワインのスペシャリストのエイミーさんのおススメのワインを教えて下さい。モータースポーツファンにはワインがお好きな方が多くいらっしゃいますよね。

ニュル近郊は白ワインがメインになります。ワインはその土地の土壌が味にすごく反映されます。この地域は甘口から辛口まで、割と広い範囲のワインが作られているのが特徴ですね。さっぱりした酸味がさわやかで、アジアのエスニック料理や和食にも合う良いワインだと思います。ドイツワインは甘口がメインだと誤解をされがちなのですが、しっかりとした辛口でおいしいワインもたくさんあるんですよ。

私の出演している中継をご自宅でご覧になりながら、私の実家よりご購入頂いたワインを飲んでくださっているファンの方も多いようで、そのメッセージを読ませていただいてとても嬉しく思っています。コロナ禍で数多くのファンの方に助けていただきましたので、いつかみなさんおひとりずつに恩返しをさせて頂きたいという気持ちでいっぱいです。

──モータースポーツファンでワインがお好きな方も多いかと思いますので、エイミーさんを囲んでワインとモータースポーツのイベントなんかあったら楽しそうですよね。

世間一般からしたらかなり狭い範囲の趣味の世界ですよね。でも、小さなスペースで私のお選びしたワインとモータースポーツトークのオフ会はいつか開催してみたいなと思っていますので、みなさんご一緒にいかがですか? ワインとモータースポーツを私に語らせたらとても長い会になりそうです(笑)。

──エイミーさんにとってニュルの魅力とは?

以前まではJ SPORTSのレポーターとして、レース全体をカバーするレポートをしたり、総合優勝を狙うトップチームをターゲットにしていました。ですが、2023年からSTIの中継レポートを担当しており、ひとつのチームの一員として密着することは、今までの私のモータースポーツ人生の中でまったく違った体験です。もともと感情移入をしやすいタイプなのですが、STIチームの一員として一緒にいることで、まるで家族を見守っているかのようです。今までとは違った新鮮なニュルの魅力を感じていますね。

モバイルバージョンを終了