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車に関する割り勘問題。ガソリン代や高速料金はいつ渡すのが最適解? スマートなお礼の方法などをお教えします

同乗者との関係性も含めて割り勘問題は考えよう

割り勘問題に最適解はあるのかを解説

意外と揉めることがある「割り勘」問題。複数人で遊びに行くためにレンタカーを借りた場合、ガソリン代や高速代は誰持ちにすべきなのでしょうか? 個人車ならガソリン代ぐらいは出すのが礼儀なのでしょうか? そんなクルマに関する割り勘問題について今回は取り上げます。お金が絡むと、いくら親しい者同士でものちに遺恨を残すことになりかねませんから、改めて割り勘問題の最適解について考えてみましょう。

事前に全員の了解を得ておこう

複数人で遊びに行くためにレンタカーを借りた場合、かかった費用はどうするか?  問題である。飲み会で割り勘慣れしている学生世代であれば、一番シンプルなのは、車両代、保険料、高速代、ガソリン代などの精算時に、人数で割ること。ここでやっかいなのが誰かのETCを使った場合だが、これはマップのルート検索などで事前にも分かるから、それをプラスして総金額を出せばいいだろう。もちろん、出発前の全員の「割り勘」確認、了解が前提だ。

ここで、4人乗車で2人だけ運転した……というケースで、運転したのだから、不公平……なんて思わないこと。ポジティブ思考で、運転する楽しさを得たのだから、等分割で文句なし、と考えるべきではないか。

マイカーの場合はお互いに配慮が必要

一方、誰かの(自分の)マイカーを出した場合は、ちょっと複雑だ。率先して自分のクルマで行こう……となったのであれば、ガソリン代をほかのメンバーに出してもらうのがスムーズでシンプル。だってETCを持っていない人もいるわけで、だからといってその都度現金払いでは(できない料金所も増えている)、このETC時代に面倒すぎるし割高になる。そこであまりにも細かすぎる割り勘にすると、せっかくの楽しいドライブの終わりに、妙な空気になりがちだからでもある(そうした点についての考え方は人それぞれ)。もちろん、同乗者との関係によっては、すべて自身で払っておき、次の飲み会などで分担費用を払ってもらうきっぱり割り勘方式を採用するのもアリである。

ちなみにだが、東京都内から軽井沢往復でのETC代とガソリン代(レギュラー170円/Lとして)だが、軽井沢であちこち観光で走り回ると走行距離は約440km。高速ETC料金は5020円×2=1万40円、ガソリン代は15km/Lのクルマで約5000円。高速ETC料金がガソリン代の倍ぐらいになるケースも、目的地、高速利用の有無によってあったりする。その場合、乗せてもらう側で、ETCを所有していれば、運転してもらう代わりに、高速代をこちらがもつ(多めに出す)のが、大人の気持ちのいい分担方法と言えるだろう。

同乗者との関係性によって変わる。マナーを考えることも大事

とはいえ、目的が同じドライブで、相乗りする相手がどんな人なのかもポイントだ。上司だったり部下だったり、彼女の両親を乗せてのドライブもあるだろう。そんなときにいきなり金額分担の話をするのは野暮(単なる送り迎えは別)。基本的にすべて自身で払うべきではないか。実際、先日、大先輩と箱根を往復したが、筆者のマイカーで、高速代、ガソリン代はこちら持ち。というか、こちらも同じ目的で向かうのだから、1人で乗っていても高速料金は変わらず、ガソリン代はほぼ同じ。しかし、帰路、東京に着いて、その大先輩から、「運転お疲れ様、ちょっと休憩していこう……」ということで、代官山のカフェでひと休み。そこでの軽い食事とお土産のケーキ代を大先輩が支払ってくれたのだ。これもまたスマートな大人のお礼の方法のひとつだろう。

逆のケース、乗せてもらう(運転する)相手が目上の人の場合でドライブするときは、最初に「ガソリン代は帰りにお支払いします(電気自動車だとややこしいが)」と宣言し、「いやいや要らないよ」というのであれば、上記のように、どこかの飲食分を負担するか、あとで相応のお礼の品を渡すのが「乗せていただいた」マナーではないだろうか。

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