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機械屋の納品用トヨタ「ハイエース」に見るシンプルな荷室の作り方とは? 車中泊仕様に早変わりしそうなシックな車内を紹介します

トヨタ ハイエース:はたらくハイエースとしても、 家族の自家用ハイエースとしても大活躍している

家族の自家用ハイエースとしても大活躍

トヨタ「ハイエース」はさまざまなプロフェッショナルたちの仕事の相棒として活躍していますが、プロのニーズとオーナーの嗜好に応じて広がるカスタマイズの幅は、無限と言ってもいいほど多彩です。今回AMW編集部が注目したのは、シンプル志向の荷室カスタムを披露してくれた標準ボディのDX乗りの“トシ”さんの愛車です。

はたらくためにあえて積載しないという稀有なスタイル

家族の自家用ハイエースとしても使用するトシ号。以前は、家族用の自家用車と仕事車を分けていたのだが、急な仕事が入った場合、とても不便だったのでハイエース購入と同時に1台にまとめたとのこと。

トシさんのハイエース、じつはまだ購入して4カ月目(2023年9月取材時)。そのため、カスタマイズに関しては、まだ始めたばかりということでほとんど手付かずと言える状態だ。はたらくハイエースとして気になるポイントは、機械屋さんという仕事柄、製作した機械の大きさがバラバラなので、最小限のベッドキットのみを装着していること。それは、製作した機械によってはラゲッジスペースいっぱいになることもあるためだ。

そのベッドキットは、佐藤木工にお願いして、細かく取り外せるように工夫してもらったワンオフとなる。その他は、材料や道具を収納しているが、工具類については、おおむね納品先の工場などにあり借りられるので、必要最小限しか積んでいないとのこと。はたらくハイエースといえば、ほとんどのクルマは工具類や材料などを満載したスタイルだが、このトシ号は、はたらくためにあえて積載しないという稀有なスタイルなのだ。

シフトノブをはじめ、特注のセカンドテーブル、シートバックパネルなどは佐藤木工製。外観のカスタムはバンパーガードとガッツミラーのみだが、今後はスーパーGLのフロントシート(リアはすでに交換済み)、テールランプなどを交換したいとのことだ。

はたらくハイエースとしてはシンプル

「佐藤木工にわがままを叶えてもらった内装が自慢です!」

と話すトシさんのラゲッジスペースを見ていこう。

はたらくハイエースで機械納品の仕事になるときには、ベッドキットのベッドマットは無しにしているとのこと。結構広いこのスペースが機械で埋まるとのこと。電動ドリルなどの電動工具類の入った収納ケースとボルトやナット、ネジやワッシャーなどが入った工具箱が積載される。これら工具などは、機械納品を行う際にはラゲッジの奥かリアシートに収める。

電動工具類の入った収納ケースとボルトやネジの入った工具箱の周囲にブロアーや工具の入ったケースにコード類をセット。ラゲッジ手前の空いたスペースには安全靴、ベッドキット左右の台上に、手袋や軍手などの小物を置く。

機械納品をするとき以外はベッドキットのマットはセッティングしたままにしているそうだが、はたらくハイエースとしては稀有なシンプルさが印象的だ。今後どのように進化していくのか非常に楽しみな1台だった。

●オーナー
トシさん

●ベースグレード
標準ボディ・DX

●車両スペック
ホイール:BARE ROCK(F&R:16インチ)
タイヤ:ヨコハマ・パラダPA03(F&R:215/65)
その他のエクステリア:不明・バンパーガード、ガッツミラー・ボディ同色ペイント、ダークプライムエンブレム
インテリア:佐藤木工・シフトノブ/アームレスト(特注)/セカンドテーブル(特注) /シートバックパネル

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