イギリス最大のアリーナ内にベントレー・レコード・ルームがオープン
2024年にマンチェスターに設立されたイギリス最大のアリーナ「コープライブ」。そのなかにベントレーの社内チームによってデザインされたクラブ「ベントレー・レコード・ルーム」がオープンしました。最大収容人数100名の空間は、音楽鑑賞だけでなくプライベートダイニングとしても使用できます。ベントレーの世界観がどのように表現されているのか見ていきます。
コープライブのリュクス会員とベントレーの顧客にラグジュアリーなくつろぎの空間を提供
2024年6月19日にイギリスのマンチェスターに新しく建てられた同国最大のアリーナ「コープライブ」内にクラブ「ベントレー・レコード・ルーム」がオープンした。この施設はベントレーブランドを体験できるようにすることを目的として設立され、最大100名のゲストを収容することが可能。コープライブのリュクス会員とベントレーのカスタマーには、音楽ファンにとって究極の贅沢と快適さが提供される。
このクラブはパフォーマーの控室に隣接し、アンコールのためのステージやプレショーなども行われる。ゲストには専用エントランスやプライベートホスト、ウェイティングサービスとともに高級ダイニングオプションのおもてなしがされるという。
ベントレーのデザインチームによって設計されたこのクラブは、ベントレーの空間創造に欠かせないユニークなデザインとハンドクラフツマンシップに加え、究極の音響を特徴としている。天井には英国産のウールを使用した「ダイヤモンドパネル」があしらわれ、壁には「ウォールナットパネル」を飾るなど、マンチェスターで最も贅沢なクラブとなる。
音響性能を高めるために調整された各パネルは幾何学的なラインと曲線が特徴で、スペクトルの異なる音を最適化する。壁には研磨されたミネラルプラスター仕上げを施し、ステージエリアを囲むように輪郭を描くウォールナットのインレイがはめ込まれ、ベントレーのDNAに沿ったサウンド体験をさらに高めている。
ベントレー・ホームの家具を随所に配置
また、天井の高さはステージエリアの周りに視覚的な壮大さを生み出すように調整されており、低めの座席エリアとプライベートダイニングエリアによって、快適さとパフォーマンスの見やすさを実現しているという。また、ベントレー・ホームの家具が随所に配置される。
ベントレー モーターズのデザインコラボレーション部の責任者であるクリス・クック氏は、このようにコメントした。
「ラグジュアリーでクラフツマンシップにあふれたベントレーブランドの真髄をクラブに反映し、親密でエクスクルーシブなクラブを作り上げました。クリアな音響を実現すると同時に、ウールの音響用ダイヤモンドパネルからステージ内の優美なウォールナットのインレイに至るまで、ベントレーの特徴的なデザインのディテールを取り入れています。それぞれのディテールが調和して、顧客の思い出に残る体験に貢献しています」
ベントレー モーターズのプロダクト&マーケティングディレクターのスティーブン・デ・プロイ氏は、このように語る。
「ベントレーの細部まで作り込まれたインテリアやパワフルなエンジンサウンドは、ベントレーのライフスタイルに欠かせない要素となっており、このクラブはそういったベントレーの理念を具現化したものです。顧客やVIPの方々にはアリーナのステージで世界最高の音楽を鑑賞した後に、このラグジュアリーな空間でベントレーブランドの真髄に触れていただけます」
AMWノミカタ
レコード・ルームと聞くとレコーディングスタジオを作ったのではないかと思うが、このベントレー・レコード・ルームをたとえて言うならば、最高の音楽を楽しめるプライベートな高級会員制クラブだ。コープライブを運営するOVGインターナショナル社の社長であるサム・ピッチョーネ氏は、
「ロンドンを含め他のどこよりも優れた質の高いエンターテインメントをマンチェスターに提供する」
と自信を見せている。コープライブのリュクス会員はイベントの前後やイベント中にこのスペースを利用することができ、ライブのベストチケットを入手できるだけでなく、ベントレー・レコード・ルームで行われるさまざまなスペシャルイベントに参加することができる。
ショールーム以外にもベントレーの世界観を体験してもらえる場を作り、ファンを増やしていくことがラグジュアリーライフスタイルブランドへの変化の道を進むベントレーに課せられた課題なのだろう。