新たなSSが加わって進化したラリージャパン
2024年7月17日(水)、愛知県豊田市にある豊田スタジアム インタビュールームで「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」の大会概要発表会が開催されました。そして同時に大会観戦チケットの先行販売もスタートしました。
ラリージャパン初の逆走コースも
2024年7月17日(水)に行われたラリージャパン概要発表会には、ラリージャパン2024実行委員会の太田稔彦会長(豊田市長)、 小坂喬峰副会長(恵那市市長)に加え、ラリードライバーの新井敏弘選手、コ・ドライバーの梅本まどか選手などのゲストも登壇し、今年のラリージャパンについて解説を行った。
「昨年以上に楽しんでいただけるものに」と太田会長が語り、今回新たなSSが設定となったコースの紹介もあった。11月22日(金)に予定される「新城SS」は全コースを変更することとなり、この日の締めくくりとなる「岡崎SS」は、岡崎中央総合公園でナイトステージでのスーパーSSを2回走行することになるが、こちらもコースを大きく変更することになっている。
11月23日(土)には完全に新設となる笠置山SSが加わった。こちらは笠置山モーターパークへ上がっていく林道と同敷地を使用したジムカーナセッション、さらに下りの林道を組み合わせるコースとなる。これまで旭高原元気村で行われていたパワーステージは、今回は「三河湖SS」に設定され、11月24日(日)の「三河湖SS」はラリージャパンでは初めての逆走となる。
もちろん観戦チケットについては、3日間の各SS(10カ所・計21本)およびシェイクダウンの観戦チケットはもちろん、超豪華な観戦体験ができるホスピタリティ・プログラム、豊田・恵那・中津川・岡崎・名古屋などでの宿泊プラン、そして各開催地でのふるさと納税返礼品としてのチケット(受付は10月14日までだが予定件数に達し次第受付終了)など、今回もいろいろな券種が発売される。7月17日(水)から抽選先行販売し(8月12日まで)、8月17日(土)から開催地元抽選先行販売(8月20日まで)。8月24日(土)から一般販売となるスケジュールが発表された。
ブルーインパルスの展示飛行も行われる
今回の大きな変更点としては、豊田スタジアムの1階指定席が2023年の1万5000円から40%値下げとなる消費税込み9000円/日(3歳〜中学生の子どもは4000円)で観戦できるようになった。また、子どもだけの観戦はできないものの、3歳から中学生までの「子ども無料招待キャンペーン」も実施する(豊田スタジアムで1万人、岡崎SSで1000人を招待)。また、2023年同様に1台の車両に乗り合わせで観戦に行くとチケットが安くなる「同乗割引観戦券」なども山間部SSの観戦チケットに設定される。
さらに豊田スタジアムでは、フリースタイルモトクロス(FMX)やアーティストのライブなどのイベントも予定されることが発表され、航空自衛隊ブルーインパルスの展示飛行も11月21日(木)に行われるなど、ラリー以外でも楽しめる設定となった。
この発表会ではトークセッションの時間も設けられレースアナウンサーのピエール北川氏の司会のもと、新井選手、梅本選手がこの愛知・岐阜で行われた過去2回のラリージャパンを振り返りつつ、ラリージャパン2024参戦に向けた意気込みも語られた。
会場には、GRヤリスRally1 HYBRID、シュコダ ファビアR5、スバルWRX STIの3台も並び、メディアの撮影に応えていた。FIA世界ラリー選手権(WRC)「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」は、2024年11月21日~24日にWRC最終戦として開催される。