「ラリーの秋」の始まりを告げるイベントとして再スタート?
2024シーズン、全日本ラリー選手権の開幕戦として初開催となった「Rally三河湾2024」。その舞台となった愛知県蒲郡市内で行われているクルマ関連イベント「パワステがまごおり」が次回の開催に向け、スカベンジャーラリーの参加者の募集を2024年8月2日(金)から開始。3回目にして従来とは大きく異なるイベントとなる「パワステがまごおり」、その中身とは?
蒲郡市の魅力を感じられるイベント
愛知県の中心部にある蒲郡市は、南側は三河湾に面し、北側には三河湾スカイラインなど山々をめぐる山間ルートを持ち、市内には西浦温泉、三谷温泉、形原温泉、蒲郡温泉という4つの温泉街もあって、海も山も楽しめる観光都市である。
クルマ好きならご存知のミニサーキット「スパ西浦モーターパーク」もあり、マリンリゾート施設「ラグーナテンボス」やテーマパーク「ラグナシア」、そして「ボートレース蒲郡」といった観光スポットも多数備えた街である。
「パワステがまごおり」は、その蒲郡市を舞台に、法定速度を守りながら一般公道を走り、設定された各チェックポイントを周る「スカベンジャーラリー」、そして特設イベント広場でその走りを間近で見て体感する「ラリーカーデモラン」、さらに子どもたちにも人気のさまざまな車両を集めた「はたらくクルマ大集合」という、クルマ関連イベントを組み合わせたもの。
2023年1月に初めて開催し、2024年1月には2回目の開催となった「パワステがまごおり」。2回目の大会は、2023年11月のWRC(世界ラリー選手権)第13戦ラリージャパンと、2024年3月の全日本ラリー選手権「RALLY三河湾」の間に開催された。
初開催となっただけに「RALLY三河湾」は、事前の準備などが大変だった。今後「RALLY三河湾」の開催を続けていく場合、その準備段階で「パワステがまごおり」を行うのは厳しい、という話になり「パワステがまごおり」の開催時期が見直された。今回はイレギュラーだが年に2回の開催をすることとし、2024年9月22日(日)に3回目が開催されることとなった。
「パワステがまごおり」のメイン会場となるのは「Rally三河湾」でもHQやサービスパークが置かれたラグーナ地区。ラグーナフェスティバルマーケットの駐車場では企業ブース出展があり、ラグーナビーチの駐車場の会場には「はたらくクルマ」が展示され、オフロード体験同乗走行なども体験できる予定だ。
いわゆる買い物ラリーである「スカベンジャーラリー」は、市内を走行しながら、主催者が用意した課題などをクリアしながら規定の時間内でゴールするというもの。なんと今回のスカベンジャーラリーでは開催地域も大きく広げ、隣接する幸田町と岡崎市まで範囲を広げることになった。チェックポイントも刷新され、フォトスポットを多数用意し、カメラマンを配する計画も進行中。過去の参加者でもさらに楽しめるものとなりそうだ。
8月2日からスカベンジャーラリー参加者募集開始
スカベンジャーラリーの募集開始は、2024年8月2日(金)午前10時から。これに参加できる車両は、クラシックカー、スポーツカー、ラリーカー、普通乗用車と何でもありの設定。前回は100台の募集はすぐに上限に達してしまい、さらに20台の追加募集を行ったものの、キャンセル待ちの解消にしかならなかった過去がある。今回もいつ上限に達するか全く分からないことから、早めの準備をお勧めする。
山も海もあってのんびりと市内を走行していても楽しい観光都市・蒲郡だが、今回も趣向を凝らしたチェックポイントが用意される予定だ。ぜひ参加してこの秋の走行を楽しんでほしい。