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新車で買った日産R33「スカイラインGTS」から念願の「GT-R」へ乗り換え! 将来は息子に譲りたいと計画中。ただし維持費が…なんとリップは4本目!!

日産 R33 スカイラインGT-R:フロントフェイスは好みのBCNR33後期フェイスに。リップスポイラーは社外品で他車と差別化

R33が好きで満を持してGT-Rオーナーに

数あるホイールメーカーのなかで、作り手とファンを繋ぐオフ会(感謝イベント)を開催している「RAYS(レイズ)」。2022年に富士スピードウェイで初開催された「レイズファンミーティング」は、第3回を迎えた2024年も全国から新旧RAYSホイールを履くクルマとオーナーが会場を埋め尽くし、好天の下、同じブランドを愛する者同士が思い思いの時間を過ごしました。参加した約700台の中から、存在感ある日産R33「スカイラインGT-R」を紹介します。

オリジナル志向ではなく最初からカスタマイズ車両をチョイス

2015年、念願の日産BCNR33型「スカイラインGT-R」に乗り換えた“ましゅ”さん。新車から「GTS」(FRのスカイライン)に乗り続けてきた無類のR33「スカイライン」好きだ。10数年が経過したことで、「そろそろGT-Rに乗りたい」と個体を探し始め、行きついたのが今の愛車だ。ボディカラーもホワイトが好きなので、GT-Rでも同色を選んでいる。

「最初からある程度走れるものをという思いもあったので、オリジナル志向ではなく、カスタマイズされているものを軸に探し、運よく理想に近い車両が出てきたので決めました。唯一の不満は後期型でなかったことくらいですが、前オーナーが後期型ヘッドライトをストックしていて、車両ともども譲り受けることができたのはラッキーでしたね。レンズのみ一新してから装着しています」

現在の仕様はフロントが後期バンパーダクトにフードトップモールをセットし、オークションで見つけた大型のリップスポイラーを組み合わせている。クリアウインカーは定番の「180SX」流用だ。

リアバンパーはNISMOで、今や希少なガナドールミラーは前愛車のGTSから移植した。ホイールはRAYSのVOLK RACING TE37で、ブラックのカラーがホワイトのボディ全体を締めてくれる。現役当時に鉄板と言われた仕様だけに、いまなお憧れるオーナーは多い。

フードレッジの錆は今後修復することになると覚悟

足まわりは最初オーリンズが入っていたそうだが、ヘタっていたので即交換。これまでに2回リフレッシュを行い、現在はHKSのハイパーマックスだ。

エンジンはもともとブーストアップ仕様であったが、どのような仕様かわからないのでHKSのフルコン「F-CON V Pro」を投入。リセッティングして不安を解消している。排気系はHKSのスーパーターボマフラーをチョイス。やみくもにパワーを求めるのではなく、長く気持ちよく乗れる仕様を目指している。

今気にしているのは、R33の(R34も)弱点であるフードレッジ(サスペンション上部の取り付け部)に錆が発生していること。いずれ大掛かりな修復が必要なのは覚悟しているという。

免許が取得できるようになった子どもに引き継いでほしいが……

インテリアは、購入の決め手のひとつとなったホワイトのNISMO製コンビネーションメーターとサブメーター、Defi製ピラーメーター(ブースト計)は購入時から装着済み。経年劣化で傷みやすい前期型のセンタークラスターパネルはDIYでカーボンシートを貼り付けてリフレッシュしている。できることは自分でというのが基本だ。

「エンジンの仕様、内装については現状で満足していますが、割れたリップを含めて外装は傷みが出始めているので手直ししたいですね。大型タイプのリップなので、車高を落とすと接触しやすいんです。次で4本目になります。あとは、セキュリティ。相場高騰で盗難が増えているので、最優先事項と考えています」

最近、子どもが運転免許証を取れる年齢になり、“ましゅ”さんはいずれR33を継承してほしいと考えているが、これまで維持費にお金が掛かることを見てきているので、躊躇しているそうだ。非常に切実な問題だが、GT-Rはお金を掛けるだけの価値あるクルマ。一度手放すと再度購入するのはハードルが高いので、後悔しないように親子で何とか乗り切ってほしいと思う。

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