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ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」は3930万3000円から! 20年でおよそ2倍の価格に…モントレーで登場したオレンジフレームが強烈にカッコイイ!

ベントレー コンチネンタルGTスピード:ボディは標準サテンカラーのオレンジフレームで仕上げられる

新型「コンチネンタルGTスピード」が米国初公開

ベントレーは、2024年8月16日に北米カリフォルニア州モントレー半島にて開催された「モントレー・カーウィーク」のザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリングで、マリナーによって製造された新型「コンチネンタルGTスピード」を公開しました。このイベントでは、「スピードシックス コンティニュエーションシリーズ」と1961年式の「S2 ドロップヘッドクーペ」も参加しました。

ボディはサテン仕立てのオレンジカラー

ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が2024年8月16日に北米カリフォルニア州モントレー半島にて開催された「モントレー・カーウィーク」のザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリングで米国デビューした。このモデルはビスポーク&コーチビルド部門であるマリナーによって手がけられた。

今回米国で初公開されたモデルのボディは、標準サテンカラーのオレンジフレームで仕上げられている。エクステリアの各パーツは、オレンジのボディカラーとは対照的に光沢のあるブラックで仕上げられ、ブラック塗装の22インチホイールを装着する。また、精巧な車載オーディオシステム「ネイム・フォー・マリナー」を装備する。

インテリアは、コンチネンタルGTスピードの新色のグラビティグレーとブルネル(紺)のレザーをメインに組み合わせ、アクセントにオレンジ色が添えられている。シート、ドア、リアクオーターパネルのダイヤモンドキルト部分には、コントラストステッチがグラビティグレーで施されている。

センターコンソールはピアノ・ブルネルで統一され、ピアノ仕上げとピアノ・ブルネル仕上げを併用したデュアルフィニッシュのフェイシアに仕上げられている。オレンジのピンストライプが2つの仕上げを分け、ドアからドアまでフェイシアをつなぎ、ブルズアイエアベントのアッパーベーンを横切っている。

また、会場には30台を超えるコンチネンタルGTスピードが登場し、試乗会やイベントプログラムが開催された。このコンチネンタルGTシリーズの最新進化形は、4L V8エンジンに190psの電気モーターを組み合わせた完全新設計の「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」により、最高出力782ps、最大トルク1000Nmを発揮し、0-100km/h加速は3.2秒という傑出したパフォーマンスを実現する。

2台の特別なベントレーが登場

会場にはコンチネンタルGTスピードに加えて、「スピードシックス コンティニュエーションシリーズ」と「S2 ドロップヘッドクーペ」が登場した。英国の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」で披露されたスピードシックス コンティニュエーションシリーズは、モントレー・カー・ウィーク期間中に公道を走行。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024ではベッドフォードグレーの「ファクトリーワークス」車両が展示されたが、エンジニアリングテストと開発プログラムを完了したばかりのパーソンズ ネーピア グリーンで仕上げられた「カーゼロ」車両が試乗用に使用された。

加えて、2年間にわたる修復プログラムを終えたばかりの1961年式「S2 ドロップヘッドクーペ」もイベントに参加した。この車両は15台生産されたうちの1台で、「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」の戦後ツーリングクラスに初出場した。

コンチネンタルGT/GTCスピードの両モデルは、英国のベントレー ドリームファクトリーですべて手作業によって製造される。生産開始は第3四半期後半、納車開始は第4四半期を予定している。

AMWノミカタ

コンチネンタルGTスピードは、このモントレー・カー・ウィークでの発表を皮切りに、北米でのプロモーションを開始する。ベントレーは上半期に全世界で5476台のベントレーを販売したが、アメリカはその30%の1652台を占める最大のマーケットである。正式な生産開始は第3四半期後半とのことなので、かなり力の入ったプロモーションとなるのであろう。

日本でも現在コンチネンタルGTCスピードの展示がリテーラーで行われているが、待望のクーペモデル、コンチネンタルGTスピードもどうやら到着したようだ。リテーラーによって展示期間が異なるため、興味のある方はぜひチェックしてほしい。

これらのモデルの価格が発表され、クーペが3930万3000円(消費税込)、コンバーチブルが4312万円(消費税込)である。20年前に初代コンチネンタルGTが発表されたときの価格は1980万円だったので、この20年間でおおよそ2倍の価格となった。もちろん他ブランドの価格も上がり、性能も格段に進化しているので単純に高いとは言い切れないが、競合ひしめくこの価格帯に突入したベントレーがどのような価値を顧客に提供していくのか注目したい。

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