セブンの日に毎年恒例の「ロータリー魂ファイナル」が開催
マツダ・ロータリー乗りにとって7月7日といえばセブンの日です。この日は全国各地で恒例イベントが開催されますが、中でも関東甲信地区のオーナーたちに絶大な支持を受けているのが千葉県・茂原ツインサーキットで毎年開催されている「ロータリー魂」です。今年は「ロータリー魂ファイナル」と銘打ち、7回目を迎えて盛り上がるイベントの様子や、熱きロータリー乗りたちの姿をお届けします。
イベントを惜しむ声があがる中、新たな幕開けも告げられた
マツダ「RX-7」乗りなら知っている人も多いと思うが、このイベントは以前に筑波サーキットで開催されていた「ロータリーミーティング」の終了を受け、ひとりのオーナーの呼びかけによってスタートした。その人物の名は、安東泰弘さんだ。業界では生粋のロータリー乗りとして有名な安東さんは、同じ考えを持つ仲間たちと一緒に、みんなが楽しめるロータリーイベント開催に向けて奔走。2018年から新たなロータリー乗りの聖地として茂原サーキットに場所を移して「ロータリー魂」をスタートさせた。
そんなイベントは、たくさんのロータリー乗りに愛され、支持を受けて2024年も開催されたが、その様子は毎年恒例のそれとは少し違っていた。そして、イベント名も「ロータリー魂2024」ではなく「ロータリー魂FINAL」となっていたから驚きだ。
主催者である安東さんに話を聞くと次のように話してくれた。
「これまでRE雨宮、D’sRACING、伊藤笑会、カーショップリード、ナイトスポーツ、パンスピード、CARSHOP GLOW、ジューダス等といった有名ショップさん、そして、ロータリーを愛するたくさんの人たちの協力と支えがあって、毎年、楽しく開催することができました。これは本当に感謝の言葉しかありません。そんなイベントも今年で7回目を迎えました。ちょうどセブンなんてことは意識してませんが、今年が良い区切りとして、今後はさらに志の高いメンバーにバトンタッチすることを決めました」
自慢のカスタム車が大集結! タイムアタックやドリフト走行も開催で大盛況
今年はロータリー魂のファイナル、そして集大成となるイベント。そのことを知ったロータリーオーナーたちも関東圏だけでなく遠方からも数多く駆けつけ、広大なスペースがあるはずの会場駐車場は早朝から満車状態。みんな特別な1日をさらに盛り上げようと集まってくれた。
イベント参加者たちは、この日のために準備を重ね、自慢の愛車をカスタムして展示。また、サーキット上では走り好きなロータリー乗りために、タイムアタック走行会、ドリフト走行も開催。さらに、イベント広場に設置したステージ上では恒例のジャンケン大会なども開催され、会場は同じクルマに乗り、同じ想いを持つ仲間たちみんなの笑顔に包まれいていたのが印象的だった。
イベントの締めくくりとなるファイナルの催しは、エントリーマシンがコース上を走るパレードランに加えて、ギャラリーも含め全員参加でロータリーポーズをキメる記念撮影会で無事に終了。参加者からは感謝とともに、イベント終了を惜しむ声が数多くあがっていた。
ロータリー魂はこの日をもって終わりになるが、来年は、また新たな幕開けとなるイベントが開催される。ここだけの話、ロータリー魂の意志を受け継ぐイベントの期待度は高く、間違いなく面白くなることが想像できる。2025年の7月7日のセブン日も、今から大いに期待して詳細を待ちたい。