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言うなればキラキラネーム!?「アルファード」「スターレット」「アルシオーネ」…星に由来する名前が付いた国産車を5車種紹介します

いすゞ2代目ジェミニ「ハンドリング・バイ・ロータス」

意外と知らないクルマの名前の由来

さまざまな背景から意味が込められているクルマの名前。今回は、国産車に絞って星に由来する車名が付いたクルマを紹介します。思わず夜空を見上げたくなる、ロマンチックな車名が付いたクルマ……あなたはいくつ思い浮かびますか?

星にまつわる車名を持つ国産車

最近では輸入車のように記号で車格を表すメーカーも増えてきてはいるが、まだまだ個性的な車名を持つモデルの多い国産車たち。さまざまな由来を持つクルマだが、今回は星にまつわる由来を持つ車名を集めてみた。

1.トヨタ アルファード

いまやトヨタ車の中でもひときわ存在感を放つフラッグシップミニバンにまで上り詰めた「アルファード」。現在は4代目となるモデルが販売中だが、その高額な車両本体価格にもかかわらず、多くのユーザーに愛される1台となっているのはご存知の通りだ。

そんなアルファードの車名の由来は、星座の中で最も明るい星を意味するギリシャ語の「α(アルファ)」を元にした造語となっており、名前の通りミニバンの中でも最も光り輝くモデルになったといえるだろう。

2.トヨタ スターレット

「ヴィッツ」「ヤリス」以前のトヨタのコンパクトカーとして、長きにわたってその座をキープし続けてきた「スターレット」。現在、その名前は日本では使用されていないが、アフリカ諸国ではスズキ「バレーノ」のOEMモデルとしてその名前が復活し、日本でも話題となったのも記憶に新しいところ。

そんなスターレットの車名の由来は、星を表す「STAR」という文字が入っていることからもわかるように、英語で小さな星を意味しており、コンパクトなボディでありながら、星のように光り輝く存在となっていた。

なおスターレットには「カラット」や「グランツァ」「ルフレ」といったサブネームが与えられたモデルも存在していたが、カラットは宝石の重さ、グランツァはドイツ語の輝き、ルフレはフランス語で光沢が由来となっており、いずれもキラリと光るものが由来となっていた。

3.いすゞ ジェミニ

現在は商用車を中心に生産・販売を行っているいすゞだが、過去には多くの乗用車を送り出していた。なかでも1974年に初代モデルが登場した「ジェミニ」は、当時の提携先であったゼネラルモーターズのグローバルカー構想に基づき生まれたものとなっていた。

そのベースとなったのは当時のGM傘下だったオペル「カデット」で、ジェミニ以外にも世界各国で兄弟車が生産されており、まさにふたご座を意味するジェミニという車名にピッタリだったのだ。その後、誕生した2、3代目モデルこそいすゞオリジナルの車両となっていたが、4、5代目モデルはホンダ「ドマーニ」のOEMモデルとなり、再び双子車となったのは運命だったといえるかもしれない。

4.トヨタ カリーナ

セダンがメインでありながら、シャシーを「セリカ」と共有することでスポーティな走り味を身上としてきた「カリーナ」は、「足のいいやつ」というキャッチコピーで知られるモデルだ。そんなカリーナの車名の由来は、現代の88星座のひとつである竜骨(りゅうこつ)座となっている。

この竜骨とは船舶の構造材のひとつで、まるで龍の背骨のように湾曲して船首から船尾にかけて通される強度部材を指している。もちろん竜自体が架空の生き物であるため、実際の竜骨がどんなものかは知る由もないが、一本筋の通ったカリーナの走りの良さは竜骨にも繋がる印象があったのもまた事実だった。

5.スバル アルシオーネ

社名自体が六連星とも呼ばれる星団の名前が由来となっていることから、星にまつわる車名を持つモデルが多いスバル。そんなスバルのフラッグシップモデルとして1985年に登場した「アルシオーネ」は、和名がスバルとなるプレアデス星団の中でも最も明るい恒星のアルキオーネが由来となっていることからもわかるように、当時のスバルが全身全霊をかけて開発したモデルとなっていた。

とくに空力特性を極限まで追求したウェッジシェイプのスタイリングは未来感あふれるものとなっていただけでなく、実際にCD値0.30の壁を突破して0.29という数値を実現。またエンジンも水平対向4気筒のほか、アルシオーネ専用となる水平対向6気筒エンジンも追加するなど、その名に恥じないものとなっていたのだった。

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