軽トラブーム立役者が放つ本気のカスタム
軽トラカスタムの第一人者である京都の「はろーすぺしゃる」。改造分野において著名な小田社長は現在、古い軽トラをベースに「旧トラ」という新しいジャンルを切り開こうとしています。今回紹介するのは、日本独自規格である軽トラを農道のスーパーカーから公道のスーパーマシンに変身させたインパクト重視のカスタムカーです。
古い軽トラをベースにカスタムを楽しむ「旧トラ」
京都の「はろーすぺしゃる」が製作するド直球の改造スタイルが昭和世代に突き刺さると話題になっている。近年YouTubeなどの影響もあり、「さまざまなスタイルがあって面白い」と人気急上昇中の軽トラ界だが、はろーすぺしゃるは現在のブームが始まる前から軽トラオンリーでカスタムを推し進めてきたショップであり、そのカスタムはつねに世の発想よりも一歩二歩先を行き話題になっている。
ここで紹介するゴールドのホンダ「アクティトラック」は、ショーモデルとしてインパクト重視で製作したモデルである。はろーすぺしゃるが現在推し進めているのが、古い軽トラをベースにカスタムを楽しむ「旧トラ」という新しいジャンルだ。
昭和スタイルのカスタムを得意とする同社のボディキットは、旧トラとのマッチングがとても良い。小田社長は昔ながらのヤンチャな改造好きとして有名で、そこがはろーすぺしゃるならではのアイデンティティへと繋がる。
オリジナルボディキットを装着することで往年の街道レーサーテイストに
チンスポイラー、オーバーフェンダー、リアウイングによって構成されるボディスタイルは、いわゆる往年の街道レーサーテイストである。改造車の原点ともいわれるスタイルは、旧トラに合わせることで新たな輝きを放つという狙いだ。
このアクティトラックが装着するエアロパーツは、はろーすぺしゃるオリジナルパッケージの「ビリキーノスペシャル」ボディキットだ。まるでワンオフ製作のように思えるボディキットはすべて購入可能で、フロントバンパー、リアバンパーにワイドフェンダー、リアブリスターフェンダー、リアウイングの組み合わせによって構成されている。
これが軽トラなのかと驚いてしまうエクステリアの仕上げは奇抜で、その容赦ない突き抜けたカスタムが海外でも話題になっている。じつは今、アメリカで軽トラが大人気で、はろーすぺしゃるが独自に作り出した軽トラカスタムカルチャーの人気が高まっている。
国内での人気はもちろん海外にも広がった軽トラカスタムの火付け役である、はろーすぺしゃる。今後も軽トラをキーワードにまだ見たことのないカスタムカーが誕生するに違いない。