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77歳のバイク乗りが中華製「APトライク」に乗り換えた理由は?「車体が自立した3輪車なので、立ちゴケの心配もないので安全に移動できますよ」

3年前にバイクからAPトライクへ乗り換えた小澤さんは現在77歳

家族の要望で二輪をリタイヤ、三輪生活をスタート

2024年5月、埼玉県某所に中国製の「APトライク」という三輪車ばかりが集まりました。小さくてシンプルな乗り物であることを活かしてオーナーごとに個性豊かなカスタムが施されていた中から、今回は二輪車のリタイヤを機にAPトライクに乗り換えたという、高齢のオーナーに話を聞いてみました。

現在77歳のオーナーが快適な移動手段として活用

オーナーの小澤さんは現在77歳。今回のミーティングの中でも最高齢の小澤さんが乗るのは、独特の塗り分けラインでツートーンにペイントされた最もビビッドな雰囲気の1台だ。小澤さんはもともとバイクに乗っていたそうだが、まもなく75歳になるというタイミングで子どもたちから「もう歳だしそろそろ危ないので、バイクに乗るのはやめてほしい」と言われ、これなら安全だからと、今から3年前にこのAPトライクに乗り換えたそうだ。

「APトライクってホンダ ジャイロと違って車体が自立しているので、立ちゴケの心配もないんです。移動も快適ですよ。荷物も積めるから買い物にも重宝するし、停めるのは自転車置き場でOKだし、ちょっと移動するのにも便利です」

独自のツートーンペイントで個性的なボディカラーに

もともとバイクも自分でいじるのが大好きという小澤さんは、入手したAPトライクにも各部にカスタムを施している。ボディはリアにオーバーフェンダーを装着し、トレッドを拡幅しているほか、テールランプもオーバル型のワンピースタイプに変更。さらにフロントフォークにはワンオフで製作したスタビライザーを装着している。

気になるペイントだが、通常のツートーンカラーとは異なり、アルミモールを貼り、それを境界とすることで、独自の塗り分けラインを設定。これによってルーフとフロントのアンダーボディをホワイト、ボディ中間をメタリックブルーに塗り分けているのだ。

豊富なアイデアでより快適な1台にカスタム

車内も快適に乗るための工夫が各所に施されている。シート下に設置された板は、エンジンの音を抑えるためのもの。いわゆる遮音板だ。シート下に差し込むだけというシンプルな構造ながら、効果は絶大だそうだ。またメーターには反射を抑え見やすくするためにメーターバイザーを装着している。簡単な構造だが、メーターがかなり見やすくなる便利パーツだ。

そのほか、扇風機やナビ、グリップヒーター、さらに座布団型のシートヒーターなども装着しているため、通常の電力だけでは心もとなく、サブバッテリーを追加で搭載し、電力も強化している。

ちなみにリアシートにはジャストサイズのボックスを設置し、ラゲッジスペースとして活用。積載量もかなりあり、買い物などの日常のアシとしても大活躍しているのだ。

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