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かわいい英国旧車・オースティン「A35」をラリー仕様に!「カニ目と共有の3種のホイールをその時々で履き替えてます」

オースティン A35:3年前より所有し楽しんでいるという澁澤さんのA35は1959年型

「フライングAトロフィー」唯一のラリー仕様A35

ヒストリック二輪車&四輪車の祭典「フェスティバル・オブ・サイドウェイ・トロフィー」。袖ヶ浦フォレストレースウェイで2024年5月26日に開催された春の回では、オースティン「A30」、「A35」、「A40」という戦後型「ベイビー・オースティン」3兄弟が22台集合し、「フライングAトロフィー」が開催されました。この日唯一だったラリー仕様のA35で参加していた澁澤哲郎さんに話を聞いてみました。

フィアット500でヒストリックカーラリーに目覚めた

「いや~、パレードランということでしたが、シグナルが変わると、みなさん結構やる気モード全開でしたよ(笑)。次回は周回数を増やして思いっきり走れると、もっと楽しくなりそうです。走行会とはいえ台数もこれだけ揃えばグッドウッドさながらですよね」

この日唯一だったラリー仕様のオースティン「A35」で走行を終えパドックに戻ってきた澁澤哲郎さんは満足そうな笑顔を見せた。所有して13年というA35は前述のとおり、往時を彷彿とさせるラリーモディファイが施されている。

「他に所有しているフィアット500でヒストリックカーラリーに初めて参加したら、なんとクラス優勝を果たしちゃいまして、それでラリーに目覚めたんですよね。本格的に参加したいと考えた時に、このA35を見つけて即購入を決めました」

国内の専門店での販売時から、必要な装備が備わっていたという澁澤さんのA35は、すでにヒストリックカーラリーのためにモディファイが施されていたそうで、ネットで見つけた瞬間に、このクルマだ! と感じたそうだ。

ルーフランプを備えたエクステリアだけでなく、インテリアにもラリーに必要な装備、なかでもHALDAのトリップメーターがすでに備わっていたのも決め手になったという。

カニ目も手に入れてヒストリックカー趣味を邁進中

A35入手後に兄弟車とも言えるカニ目(オースティン ヒーレー スプライトMk.1)も手に入れたという澁澤さん。この日のA35はサーキット走行ということで、エイトスポークホイールにCR65というバイアスレーシングタイヤの組み合わせ。

「ホイールはカニ目と共有できるので、純正のスチールと、コスミック、エイトスポークに、それぞれヨコハマのGTスペシャル、ダンロップのSP10、同じくダンロップのCR65を履かせていて、その時のシーンに合わせてます」

もちろん、外観だけでなく、ノーマルの片持ち式のダンパーからSPAXのテレスコピックに変更し、ブレーキもフロントをディスク化するなど万全だ。

「この企画は、これからもぜひとも続けていただけると嬉しいですね! 転職もあって、なかなか2日間のラリーイベントには出られなくなってしまい、クルマの楽しみ方はマイペースなドライブ中心になってきましたが、こうした企画があれば、また駆けつけたいですから」

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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