ヨットの静けさとエレガンスを反映したモデルが登場
ベントレーは2024年9月24日、「ベンテイガ EWB」に「Azure Riviera Collection(アズール リビエラ コレクション)」を設定すると発表しました。この現代のヨットの洗練された優雅さと静けさを讃えるモデルは、ヨーロッパ市場のみで限定販売されます。
エーゲ海の深いブルーを表現
ベントレーモーターズは、ラグジュアリー、快適性、最新のオーダーメイドデザインを表現した「ベンテイガEWB アズール リビエラ コレクション」を発表した。これは2023年に発表された「コンチネンタルGTC」のリビエラ コレクションの伝統を受け継ぐもので、ベンテイガ EWBをベースに現代のヨットの洗練された優雅さと静けさを讃えるモデルとなる。
ヨットの世界からインスピレーションを得たベンテイガ EWB アズール リビエラ コレクションは、エーゲ海の深いブルーを反映したエクステリアが特徴。特注の22インチ5本スポークポリッシュホイールや、エーゲ海の深いブルーに塗装された下部ブライトウェア、フロントエプロン、ルーフレールインサートがブラックライン仕様と相まって洗練されたシルエットを際立たせる。
快適で贅沢な空間となるようデザイン
インテリアは、ブルネルをセカンダリーハイドに、リネンをメインハイドに、そしてオータムをアクセントカラーに組み合わせた洗練されたインテリアカラーを採用し、特別感を演出する。ペール・ピンストライプ・ベニヤは高級ヨットで使われる明るいチーク材のデッキから着想を得たもので、コンテンポラリーな美しさを加えている。ヘッドレストにはリビエラ コレクションを象徴する「結び目」模様の刺繍が、シートバックには「アズール」の刺繍が施され、細部へのこだわりと高級感が強調されている。
エアラインシート仕様のベンテイガ EWB アズール リビエラ コレクションは、22段階のシート調節が可能。さらにヒーター付きデュオトーン3本スポークハイドトリムステアリングホイール、パワークローズリアドア、ブルネルレザーインサート付きピクニックテーブルなどのさらなる装備を備える。また、ベントレーダイヤモンドイルミネーション、「バング&オルフセン フォー ベントレー」オーディオシステム、ムードライティング、リアエンターテインメントのオプションを組み合わせることで、すべての乗員にオーダーメイドの没入感を提供する。
AMWノミカタ
今回のベンテイガ EWB アズール リビエラ コレクションは快適性とウェルビーイングを重視した「アズール」をベースに特別な内外装を組み合わせたモデルとなる。前回は「エクストラオーディナリー・ジャーニー」として中国やニュージーランド、ニューメキシコや北欧をイメージした特別仕様車を発表したが、ここ最近ベントレーはこのようにメーカー発のテーマを決めた限定車を出すことが多い。メーカーとしては1台あたりの付加価値を高めることで収益性が向上し、顧客の立場では、特別注文を受けるマリナーの専門家が監修した内外装やスペックも含めバランスの良いモデルをそのまま購入できるメリットがある。
かたやロールス・ロイスは全世界に顧客の特別注文を受ける「プライベートオフィス」を展開している。ここではワンオフに近いその顧客だけの特別モデルの注文を受ける。ベントレーのマリナーは顧客のビスポークモデルの注文の煩わしさを軽減し、ロールス・ロイスのプライベートオフィスは1人の顧客とより深く関わるという異なる戦略を取っているが、今後双方がどのように発展してゆくのかとても興味深い。