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なぜランボルギーニは仮想空間で「レヴエルト」を販売? メタバースで購入した車を複数のゲームプラットフォームで走行可能…ランボの狙いを考察しました

レヴエルトがメタバースの世界に登場

ランボルギーニ「レヴエルト」がオープンメタバースの確立を目指すアニモカブランズ社と提携し、メタバースの世界に登場します。メタバースの世界で購入したレヴエルトはWeb3のさまざまなプラットフォーム内で運転できるだけではなく、デジタル資産として所有、販売ができます。また、ランボルギーニはそれらの車両を使用することのできる没入型プラットフォーム「ファストフォーワールド(Fast ForWorld)」を立ち上げました。

デジタルでレヴエルトを売買、所有できる

アウトモビリ・ランボルギーニと、ゲームとメタバースにおけるデジタル・プロパティライツを推進するアニモカブランズ社は、自動車業界における没入型ブランドエンゲージメントの未来を形作るための新たなコラボレーションを発表した。両社はデジタルと実世界の相互連携により、ファンや顧客に画期的な体験とロイヤリティの拡大を提供する。

ランボルギーニにとって、同社の代表的なモデルをゲームに採用する初の相互運用可能なブロックチェーンベースへの実装となる。この提携は、ランボルギーニの新たな没入型プラットフォームである「ファストフォーワールド(Fast ForWorld)」の創造を目的としており、そこではファン、ゲーマー、オーナーがデジタルコレクティブルの収集を行いながらプレイやエンゲージメントに対して報酬を得ることができる。

ファストフォーワールドは、アニモカブランズ社の子会社であるMotorverse社と連携し、相互運用可能なデジタルカーコレクティブルを使用した世界初のゲーム体験を提供する。プレイヤーは間もなく、Motorverseのゲーム内でランボルギーニのスーパースポーツカーを売買、所有、運転できるようになる。これらのスーパースポーツカーは相互運用可能なデジタル資産として導入され、『Torque Drift 2』、『REVV Racing』、『Motorverse Hub』、ファストフォーワールドでの体験など、発売当初から複数のゲームプラットフォームで利用可能となる。

ファストフォーワールドは2024年11月7日に公開

Gravitaslabs社によって設計、開発、配備されたファストフォーワールドは、ランボルギーニのデジタルエンゲージメントとWeb3イニシアチブのハブとなり、ファンとパートナーが新しい体験と利益を探求するためのエコシステムとして機能する。2024年11月7日に公開される最初のバージョンでは、ユーザーのデジタルアイテムを保管するための3Dウォレットと、ユーザーがクルマと対話したり遊んだりするための相互運用可能な機能を備えている。

ファストフォーワールドのプラットフォームにアクセスするためには、初のデジタル・スーパースポーツカーであるランボルギーニ「レヴエルト」を確保する必要がある。このクルマは相互運用可能なエコシステムへのエントリーキーとして機能し、「ファストフォーワールド ジェネシスカプセル」にバンドルされ、プラットフォーム内外で独占的に使用することができる。

AMWノミカタ

Web3やメタバースの話はわかりにくいかもしれないが、簡単にいうと仮想空間で購入した自分のランボルギーニをあらゆるゲームプラットフォームで自分のクルマとして使用することができるようになるということである。NFTアートのように売買もできることから、購入者は収益を得られる可能性も秘めている。

またブランドとしては仮想空間でのランボルギーニ購入者はたとえ所有者が変わっても追跡することが可能なため、購入者だけに的を絞った広告や告知を継続的に行うことができるメリットがある。ランボルギーニに興味を持っている人を容易に識別でき、さらに広告媒体として使えることから、新たなマーケティングプラットフォームとなる可能性を十分に秘めている。

レースと親和性の高いランボルギーニがここに目をつけ「ファストフォーワールド」という独自プラットフィームまで立ち上げるのはさすがといわざるを得ない。

ランボルギーニの新たな幕開け! メタバースに登場する「レヴエルト」を観る

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