最新のスポーツカーでは標準装備になりつつある「TPMS」
クルマのタイヤの空気圧と内部温度をリアルタイムに管理して、安全運転をサポートする、次世代TPMS(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)である「AirSafe(エアセーフ)」に新製品が登場します。2024年7月に発表されたトヨタ「GR86」の一部改良では、TPMSがRZとSZに標準装備されることとなるなど、とくにスポーツカーでは重要視されているアイテムです。
タイヤの空気圧と内部温度をリアルタイムに目視できる
「AirSafe(エアセーフ)」は、クルマの車内にいながらタイヤの空気圧と内部温度をリアルタイムに目視できる製品だ。空気圧管理の手間と時間を大幅に軽減し、タイヤトラブルを未然に防止することができる。気がつかないうちにタイヤの空気圧が低下すると、走行抵抗が増大し燃費が悪化する。また、走行時の安定性の低下、タイヤの偏摩耗や損傷、ホイールの損傷などのトラブルを招きかねない。そして、高速走行においては、バースト事故などの危険につながってしまう。
トラブルを未然に防ぐための必需品
タイヤの「今」の空気圧と温度を監視できるAirSafeは、走行中のタイヤの異常を感知すると即時に警告を発するため、タイヤに起因するアクシデントを未然に防ぐことができる。また、予期せぬパンクで計画していたドライブが中止になってしまったり、事業用車両においては、営業損失を招くリスクを最小限にとどめ、最終的には重大事故につながる走行中のバーストを未然に抑止することで、安心と安全なドライブに貢献する。
2024年11月26日から発売される「AS-4CV」(5万4450円/消費税込)と「AS-4SV」(4万9500円/消費税込)は、すでに発売されている「AS-CV2」と「AS-SV2」の後継機種になる。レシーバー(表示部)は、先代モデルより小型化し、車内での設置可能な場所が増えることになった。また、プッシュスイッチによる各種設定が容易になり、新方式のUSB給電による利便性も向上している。空気圧センサー部は、先代モデルよりも小型化し、剛性と耐久性が向上している。
純正採用されている「直接式センサー」を採用する
AirSafeシリーズの新モデルであるAS-4CVとAS-4SVは、多くの自動車メーカーが採用しているタイヤの内側に設置する「直接式センサー」のため、センサー部の破損や紛失がなく、長期間にわたりタイヤの空気圧と内部温度を正確に、そしてリアルタイムにモニタリングすることができる。また、日本国内の電波法をクリアする315MHzの周波数に適合する。
空気圧不足に起因するタイヤトラブルは、外出先で突然走行不能になることが多いため、リアルタイムにタイヤの空気圧が適正であるかの確認が必要になる。しかしながら、空気圧計で直接計測するタイヤの空気圧チェック方法では、手間と時間がかかるため、日常点検においては怠りがちだ。
AirSafeは、タイヤ内センサーからの空気圧データと内部温度を、車内で数値によるリアルタイムな確認をすることを可能にし、タイヤトラブルを未然に防止する。また、空気圧の監視範囲は0〜800kPaをカバーしており、普通乗用車の標準的空気圧よりも高圧に設定することが多い、キャンピングカーや商用車などにも使用が可能。キャンピングカー需要の増加により、重大なタイヤトラブルも増加傾向だがAirSafeは、パンク初期の空気圧低下をリアルタイムに管理し、とくにバーストによる横転事故を未然に防ぐことをサポートする。
「AirSafe」の各種機能
タイヤモニター機能
タイヤの空気圧と内部温度をワイヤレス通信で、車内に装着するレシーバー(表示部)にリアルタイムに表示し、通常の空気圧計を使用した車外での空気圧点検の手間を省くことができる。また、一度取り付けてしまえば、ユーザーが特別な操作をする必要がないので、機械操作が苦手なドライバーでもストレスなく使用することができる。
ワーニングアラーム機能
タイヤの空気圧と内部温度の異常を検知すると、アラーム音とレシーバー(表示部)の点滅表示で警告してくれる。とくにドライバーが気づきにくく、トラブルに発展しやすいスローリーク(ゆっくりと空気が抜けるパンク)を検出できる。
取り付けが簡単で正確なモニタリング性能
センサー部は、自動車メーカーの純正装着部品と同様に、タイヤホイールのエアバルブとともにタイヤ内側に装着する直接式センサーのため、安定した正確なタイヤの空気圧と内部温度をモニタリングすることが可能。ただし、特殊形状のアルミホイールやL型バルブには適合しない。キャンピングカーやトラックへの適合確認、取り付けはタイヤ交換の専門店に相談することを推奨している。
■問い合わせ
ファイブゲート
https://airsafe.jp/