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5ドアのスズキ「ジムニーシエラ」に早くも電動ポップアップルーフを装備! 開閉はスマホのアプリで操作…取り付けは一部切断するのみ

ホワイトハウスキャンパー 電動ポップアップルーフ:ポップアップルーフ内は実測で全長1860mm×幅1200mm×高さ970mm

ジムニーシエラ5ドアに新次元ポップアップルーフを搭載

アウトドア、クロカンブームの影響から大人気車種となったスズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」。1970年の登場から時代の流行を取り入れつつも、コンセプトとデザインは開発当初からブレない一貫したスタイルが魅力のモデルです。そんなジムニーシエラには、並行輸入で一部の専門業者が扱っている5ドア仕様が存在します。この5ドア仕様に、オリジナルキャンピングカーを企画開発、販売しているホワイトハウスキャンパーが新開発のポップアップルーフを搭載し、イベント会場で来場者を魅了しました。

多くのファンが首を長くして待ち望んでいる5ドア仕様

現行スズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」は、走行性や機能性だけではなく、おしゃれなデザインで多くの人々に愛されている。そうした市場の中で、もっと室内が広く、ゆったり使えるジムニーシエラがあったらいいなぁ……という要望があるのも事実。そのような価値あるクルマを求める要望は、ポップアップルーフを軸にキャンピングカーのニュースタイルを提案するホワイトハウスキャンパーにも届き、「ジムニーロング」とも巷で呼ばれる5ドアベースのポップアップルーフ搭載ジムニーシエラを完成させた。

5ドアのジムニーシエラは、インドのスズキ子会社であるマルチ・スズキ・インディアが生産しているモデルだ。その販売チャンネルは、生産国であるインド以外にアフリカ、中南米、オーストラリアなどで、残念なことに日本への導入は未定とされている。

オーナーたちの間でも首を長くして待っている方も多いと聞くが、現状は並行輸入で一部の専門業者が扱っているだけ。ホワイトハウスキャンパーは輸入車に強いこともあり、独自ルートによって5ドアのジムニーシエラにポップアップルーフを標準装備させたモデルを開発した。かなり気になる1台ではあるが、この5ドアジムニーシエラは新製品を紹介するためのサンプル車でしかないということだった。

開閉はスマホのアプリにより操作可能

ホワイトハウスキャンパーが本当に知ってもらいたいことは、クルマではなく新型の電動ポップアップルーフ機構だった。一番の目玉「スカイデッキ」は、開閉が従来の手動式とは違い電動式を装備している。従来型は手動式であること以外にもルーフ部をプレス成形したスチール製だったため、それぞれの車種に金型が必要になり販売価格に影響していた。この電動ポップアップルーフは、コストと生産性の効率化を考えたFRP製をあえて採用している。強靭でありながらも軽量なルーフを用いることで電動モーターの負荷を低減させ、耐久性をより高める効果を引き出した。

また、この電動ポップアップルーフは室内のコントロールスイッチによって操作できる以外に、スマートフォンによるコントールも可能だ。時代にマッチさせた最新機能も盛り込まれている点も注目すべきポイントといえるだろう。

取り付けは入り口となる箇所を一部切断するだけ

取り付けについては、ポップアップルーフ内に入るための入り口となる箇所を一部切断するだけ。ボディに大幅な加工は加えないため、車体のねじり剛性に影響を与えることがないわけだ。また、ジムニーシエラ 5ドア仕様の電動ポップアップルーフ仕様は国内での販売予定はないが、海外市場向けとして生産する予定はあるとのことだった。

日本での発売は2025年〜2026年に発表か? とも噂されているジムニーシエラの5ドアが正式に発売になったなら、ホワイトハウスキャンパーはすでに準備が整っているので、即販売が決定することだろう。今はそれを期待して待つしかないというわけだ。

それにしても、このワイルドで遊び心あふれるフィールドスタイルは、ちょっと狭いと不満を感じている3ドア仕様のオーナーにとっては憧れる1台であろう。ちなみに、ホワイトハウスキャンパーの話では、3ドアジムニー/ジムニーシエラ用のポップアップルーフはルーフ面積の問題があり製作予定はないとのこと。こちらもとても残念だ。

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