2025年の商品展開は面白そうだ!
「第62回 全日本模型ホビーショー」が2024年10月11日~10月13日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されました。会場では静岡ホビーショーに続き、クルマ好きが見逃せない魅力的な商品の数々が展示されていました。今回は青島文化教材社(以下:青島)ブースを紹介します。
「楽プラ スナップキット」にはたらく車…パッカー車が追加
青島といえば、着色済みのボディで塗装不要、はめ込み式の採用で接着剤も不要、そしてお手ごろ価格という三拍子が揃った「楽プラ スナップキット」が有名だ。1/32スケールでありながら、1/24スケールに劣らないクオリティを保ちつつ、製作方法は驚くほどお手軽なことから、人気を呼んでいるシリーズとなっている。その楽プラ スナップキットには今回も魅力的なアイテムが揃っていた。
ホンダ インテグラ タイプR(DC2)
1992年のNSXタイプR登場以降、マーケットで高まる要望に応えて、1995年8月に3代目インテグラのマイナーチェンジと同時にリリースされたのがインテグラ タイプR(3ドア・DC2/4ドア・DB8)。製品は1998年の後期型を再現したもので、ローダウン仕様にも組み立てが可能だ。
ホンダ NSX(NA1)
2024年5月に開催された静岡ホビーショーで発表になった同製品。量産車としては世界初となった総アルミモノコックのボディをはじめとして、ホンダの最先端技術を結集した1台。ボディカラーはフォーミュラレッド、ペルリナブラック、セブリングシルバーの3色が用意される。
スズキ ジムニー(JA11)
元祖本格オフローダーとして大人気の2代目ジムニーが仲間入りした。リフトアップ仕様にも組み立てが可能なのもうれしい。ボディカラーは、チャコールグレーメタリック、トリトンブルーメタリック、スペリアホワイトの3色が展開される。
フォルクスワーゲン ビートル
約70年にわたり世界中で愛されたベストセラーモデルのビートル。モデルとなったのは1955年のオーバルウインドウモデルで、ローダウン仕様にも組み立てることが可能だ。ボディカラーは、ブラック、ライトベージュ、ルビーレッドの3色と通好みなラインナップとなる。
日野 デュトロ パッカー車
楽プラのなかで最も人気な「はたらく車」にあらたに追加となったのが、パッカー車。キャブは日野 デュトロ、パッカー部はShimMejwa製のG-PXが再現された。ボディ下部のフレームの装備もリアルに再現されるなど、子どもから大人まで楽しめる内容となっていそうだ。さらにリフトアップ仕様にも組み立てが可能ということで、さすが青島! と、拍手を送ってしまった。
いずれも2025年に発売となり、価格などは未定だ。
「楽プラ スナップカーシリーズ」にはランエボとスープラが加わる予定!
楽プラ スナップキットからのステップアップとされているのが、「楽プラ スナップカーシリーズ」。通常のプラモデルと同じ1/24スケールでの展開。本格的なプラモデル制作にはちょっと自信がないという人でも、塗装済み(色分け成型&シールによる塗装不要)、接着剤不要と、ここまではスナップキットと同じ至れり尽くせりの代物だが、パーツ点数を増やしたことで作り込み度がさらにプラスされた製品となっている。
具体的には、水転写デカールとシールが付属され、シールを使えば塗装をしなくてもいい。フロアパーツは折りたたんで組み立てるだけとなり、ヘッドライトやマフラーはメッキで再現されている。車種によって異なるが、2種類の車高が選べるのも青島らしい遊び心だ。
会場には、現在販売中の日産「スカイライン2000GT-R」(KPGC10/1970年モデル)、日産「GT-R NISMO」(2022年モデル)にくわえて、2025年1月発売のスズキ「ジムニー」(2018年モデル)の3台が展示されていた。
今回展示こそなかったが、あらたに三菱「ランサー GSR エボリューションIII」とトヨタ「スープラ(JZA80)」が今後加わるというのだからますます目の離せないシリーズとなりそうだ。
2024年11月1日で創業100周年を迎えた青島。この先もユーザーをワクワクさせてくれる魅力的な販売戦略に期待したい。