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ブガッティ新型「トゥールビヨン」についてクリストフ・ピオション社長が語る…鳥肌が立ったというワールドプレミアの様子を動画でチェックしよう

ブガッティ・オートモビルズのクリストフ・ピオション社長

ブガッティが追求する“美”とは

ブガッティはブランドを作り上げるキーパーソンへのインタビュー形式のドキュメンタリームービーを定期的に公開しています。その第4弾となる最新エピソードが公開され、ブガッティ・オートモビルズのクリストフ・ピオション社長が新型「トゥールビヨン」の美しさへのこだわりについて語っています。さらに、モルスハイム本社で行われた発表会の様子も公開。この映像は、ブガッティ公式YouTubeチャンネルで視聴することができます。

歴代ブガッティがモルスハイム本社に集結

ブガッティの魂の中心にあるのは、「永遠性」である。それは115年前の創業以来、ブガッティの各モデルに脈々と流れるコンセプトであり、時の流れとともに周囲が進化しても永遠のエレガンスを与えてきた。

2024年にブガッティの精神的故郷であるモルスハイム本社で「トゥールビヨン」が初公開され、ブガッティの新時代の幕開けを祝うユニークなイベントが開催された。ブガッティ・オートモビルズのクリストフ・ピオション社長は、このように話す。

「ワールドプレミア“ラ・グランド・プルミエール”の前日、私がここに到着したときのことを想像してほしい。歴史に彩られたブガッティの歴代モデルが、キャンバスのように敷地を埋め尽くしている光景には鳥肌が立ちました」

世界で最もエレガントなクルマのひとつと称えられる「タイプ57SC アタランテ」、史上最も成功したレーシングカーと謳われる「タイプ35」、史上最も意欲的なラグジュアリーカーのひとつと称される「タイプ41 ロワイヤル」、伝説的な「EB110」、そしてブガッティの現代的復活を牽引した「ヴェイロン」と「シロン」がこのイベントに展示された。

各車に織り込まれたブガッティの永遠性

ラ・グランデ・プルミエールの祝宴に集うゲストを楽しませたのは、展示された各車に織り込まれたブガッティの独自の永遠性という糸だった。この糸はトゥールビヨンのデザイン全体を支える基盤となっており、馬蹄型グリルが放つ力強い存在感や、車体外観に流れる美しいラインにその永遠性が漂っていた。息を呑むようなキャビンは、精巧なアナログ計器類やインフォテインメントディスプレイの控えめなデザインを通じて、この永遠性にさらに触れることができる。

このクルマの開発を支えた熟練のエンジニアと広範なチームにとって、長年にわたる細部へのこだわりと比類なき情熱は、トゥールビヨンのお披露目の瞬間に凝縮し、この瞬間は、世界中から集まった参加者にとって、一生の思い出となる感動的な体験となった。ラ・グランド・プルミエールに立ち会った人々をひとつにしたように、トゥールビヨンは世界中の顧客とブガッティの従業員を驚嘆の渦に巻き込み、世界各地を巡りながら、自らの物語に最初の記念すべき章を刻み続けている。

AMWノミカタ

モルスハイム本社の歴史的な建物の前を走る最新のトゥールビヨンの姿に違和感は感じられない。これがブガッティが追求する、時代を超越した「永遠のエレガンス」というものなのだと感じる。また、動画を観ていただくとひとつひとつの部品の美しさにも目を惹かれる。創始者のエットーレ・ブガッティの「何かと比較されるようであれば、それはもはやブガッティではない」という言葉通りに、そのレベルはすでに自動車という尺度では捉えきれないような芸術的な姿である。

トゥールビヨンは2024年に世界の各地を巡り、その美しさを来場者と共有している。つい先日トゥールビヨンが日本でもお披露目されたようだ。日本家屋を背景に庭園に展示されたトゥールビヨンの姿もじつに高貴で美しいものであった。時代を越えたエレガンスはまた場所も越え、きっと世界各地の美しい風景のなかに自然と溶け込む存在となるのであろう。

【動画】A New Era: La Grande Première

 

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