ドバイに「ベントレーホーム」がオープン
2024年11月19日、ベントレーは同ブランドの家具を取り扱う「ベントレーホーム」がドバイに初店舗をオープンし、アラブ首長国連邦(UAE)市場に初進出したと発表しました。ベントレーホームは、「Furnished by Bentley Home」というオーダーメイドのインテリアデザインサービスを提供してから今年で11年目を迎えます。ベントレーホーム5店舗目となるショールームを紹介します。
ベントレーの世界観をインテリアに反映
ベントレーホームは、ドバイの中心部にアラブ首長国連邦(UAE)で初となる専用ショールームをオープンする。 ベントレーホームの11周年記念日にオープンするこの新店舗は、定番商品と最新コレクションが展示される。いずれも世界的に著名なデザイナーとのコラボレーションによる最高級の素材、仕上げ、職人技で、高級自動車ブランドのフォルムと機能美を備えるものである。
ベントレーホーム ドバイは、イタリア・ミラノ、サウジアラビア・リヤド(2店舗)/ジェッダに専用ショールームを展開する同ブランドにとって5番目の旗艦店となる。ベントレーホームは、ラグジュアリー リビング グループがデザイン、製造、販売を手がけており、米国・ニューヨーク/マイアミ/ロサンゼルス/ダラス、フランス・パリ、トルコ・イスタンブール、カタール・ライヤーンの7都市にあるラグジュアリー リビング ストアでも販売されている。
ドバイモール・ザビールに位置するこの店舗は、ベントレーホーム チームがデザインを手がけ、UAEの大手ホームファニシング販売業者であるマットレスストアとのコラボレーションによって実現した。
展示されるのは、フェデリコ・ペリによるテーブルや人気の製品である。チェアも展示され、ベントレーのエアロダイナミクスラインを思わせる面取りフレームが時代を超えた魅力を添え、ミニマリズムの快適性を追求したベッドと並んで展示される。
最新コレクションはホームオフィスシリーズ
さらに、ミラノデザインウィークで発表されたばかりの最新コレクションも取り扱われる。最新コレクションの中心となるのは、フランチェスコ・フォルセリーニとのコラボレーションによるホームオフィスシリーズである。デスクは2層構造の引き出しや曲線的なディテールが流動性と職人技を感じさせるデザイン。これと組み合わされるのはアームチェアで、ミニマルな曲線を描く背もたれがデスクと調和し、エレガントでまとまりのあるワークスペースの美しさを生み出す。
マットレスストアの共同創設者兼マネージングディレクターであるムバシール・シャフィ氏は、
「ベントレーの性能、デザイン、スタイルは、もはやガレージだけに留まるものではありません。リビングルームやホームオフィスにもご利用いただけます」
とコメントしている。
AMWノミカタ
ベントレーホームの家具はこれまでにいくつも発表され、ベントレーのコラボしたヨットの内装やマイアミのレジデンスのインテリアなどにも採用されてきた。最近はどのブランドもそうであるようにベントレーも自動車ブランドの枠を越えてラグジュアリーライフスタイルブランドに変貌しようとしている。
住宅を販売したり家具を販売したりするのもその流れのひとつである。ベントレーのブランドバリューに頼ったビジネスというべきであろうか、有名デザイナーに頼ったビジネスというべきであろうか、どちらにメリットのあるコラボレーションかはわからないが、11年もビジネスが続きドバイが5店舗目のショールームとなることは、このような製品を望む顧客が世界には多くいるということであろう。
一時期ベントレーホームの製品は日本で販売されていたが、程なく販売を中止してしまった。新しいコレクションを機にこの世界的な流れは再び日本にもやってくるのであろうか。