2代目MR2をロースタンスでカッコよくカスタム
WORKといえばホイールサイズだけでなくホイール幅やオフセットをオーダー可能とするなど、足元にこだわるユーザーの要望に応えているブランド。2024年夏で6回目を迎えた「HotSprings 6th in Chiba」は、WORKユーザーがWORK好きのために行っている、WORKのファンイベントです。その会場で、トヨタの2代目SW20型「MR2」に迫力のオーバーフェンダーを装着してエアサスで低いスタンスを実現したマシンを発見。オーナーに話を聞いてみました。
ドリ車からMR2へ乗り換え
日産ECR33型「スカイライン」のドリ車でドリフトをしていた“りょー”さんが、1994年式の2代目SW20型トヨタ「MR2」を手に入れたのは4年前のこと。周りにMR2に乗っているクルマ仲間が多く、友人が手放すタイミングで譲ってもらったそうだが、購入当初はあまり調子が良くなかったようだ。
「塗装もヤレてるし、スタビリンクとかも付いてなくて、ブーストもかからない状態で。100km/hで走っていて、ハンドルを切ると2、3秒後くらいに車線変更するみたいなクルマだったんですよ。最初にやったのがオールペンで、モール類とかは国内じゃ売ってないので、イギリスとかロシアから逆輸入して全部新品にしました。内装もかなりバラしていて、年式ごとにI型からV型まであるんですけど、それの複合型になってます」
リベット留めのフェンダー&エアサスをセット
全塗装したボディにはカミナリ・フロントアンダースポイラー、トラスト・サイドスカート、ボーダーレーシング・リアアンダースポイラー&カーボンボンネット、ボメックス・リアスポイラー、ガナドール・ミラー、ワンオフのオーバーフェンダーなどをセット。
オーバーフェンダーに関しては当初スムージングしていたそうだが、整備性とスパルタンな見た目を考えリベット留めに変更。足まわりに関してはエアフォースサスペンション製のエアサスがセットされている。
「このエアサスは国内じゃまず僕が付けて、不意の事故用にもう1セット買ったんですけど、今は試作品だった1セット目は千葉のオーナーが付けてるんで、僕の方は2号機を付けています。コンプレッサーは1個ですが、家にもう1基あるんでいつでも2基にはできます」
ホイールはメッシュが欲しかったとのことで、WORKのマイスターM1をセレクト。さらにサーキット用にマイスターS1も所有しているという。現在のサイズは18インチでフロント9J-2/リア11J-2となっているが、タイコがベタ着地する17インチの装着も考えているそうだ。ただしキャリパーが干渉する恐れがあるため、現在は調査中とのこと。
ひと言でいうならネオクラシック
ここで記した以外にも細かいこだわりを各所に反映させている“りょー”さん。自分なりのコンセプトをキープしながらカスタムを行っているようだ。
「歳とったら乗れないようなクルマを作りたくなかったので、ひと言でいうならネオクラシックですね。歳とっても乗れるようなカタチで、古めかしさも残している感じです」
とのこと。今後のカスタム予定も聞いてみた。
「今後に関しては、ブレーキキャリパーを塗りたいんですよね。ベルウッドのツインキャリパーが入ってるんですけど色を変えたいのと、あとは欲しいホイールが2つあって、ひとつはWORK マイスターS1の17インチなんですよ。最初にガワだけキレイにしちゃって3S型のターボエンジンは後回しになってるんで、来年か再来年やろうかなと思って2.1Lの見積もりを出してもらってるんです。3Sはパーツがあるんですが、それ以外はスカイラインとかと違ってパーツが出てないのでうまくやるしかないですね」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)