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彼女のオースチン・ヒーレー「スプライト」は珍しいチェリーレッドカラーがお洒落!「愛車に出会ったことで人生が豊かになりました」

オースチン・ヒーレー スプライト:1960年式。そのスタイルから日本では「カニ目」、海外では「バグアイ」などとも呼ばれる

1年5カ月前に相棒となったスプライト

2024年11月4日(月・祝)に埼玉県秩父エリアの皆野町にて開催された「皆野サンデーピクニック」。会場となったアウトドアサロン「ぼくらのミナノベース」での前夜祭キャンプに1960年式のオースチン・ヒーレー「スプライト」でやって来た“moko”さんに愛車にまつわる話をお聞きしました。

5年前にスプライトの可愛さにひと目惚れ

「何度かドライブがてら来たことがあるのですが、併設しているカフェの雰囲気も良いですし、カレーが美味しいんです」

キャンプ場も利用したいと思っていたそうで、ちょうど良い機会だと前夜祭からパートナーの“nevi”さんと参加したそうだ。“moko”さんはもともとオートバイが好きで最近も限定解除をするなどして楽しんでいるが、スプライトのオーナーとなったのは1年5カ月前からだという。

「5年くらい前に代官山 T-SITEで展示されていたスプライトの可愛さにひと目惚れし、それからは公道で見かけると、いつかはこのクルマに乗れたらいいなと思っていました」

当時はクラシックカーを実際に所有することを想像もできなかったという“moko”さんだが、イベントに足を運んだり、実際にオーナーの話を伺うなどしているうちに、ヒストリックカーの魅力にどんどん引き込まれていったという。それから数年が経ち、状態のいい個体と出会ったタイミングでガレージを借りることができたのと、信頼できるメカニックさんに出会えたことから、購入へと踏み切った。

突然動かなくなりレッカーで帰ったことも

製造から60年以上が経過している乗り物は、トラブルが起こるときは起こる。

「とある秋の夜に空いてる道を滑るように走るのが気持ちよくて、風になったような最高な気分を味わったのですが、目的地に着いた途端にスプライトが力尽きてしまい、レッカーで帰ったこともあります」

そのレッカーを待っている間、シートから眺める星空が綺麗でこうした時間も悪くないなと思ったという“moko”さん。おおらかな気持ちで旧いクルマに接しているのがよく分かる。また愛車を購入したことをきっかけに入会したオースチン・ヒーレー・クラブ・オブ・ジャパン(AHCJ)のイベントに参加し、ミニサーキットでのコース走行や同じクルマを愛する仲間たちとの情報交換を楽しんでいる。

「私のスプライトはチェリーレッドという色なのですが、街なかであまり見ませんね。ダイナモ発電など、できるだけオリジナル状態を保ちながら維持したいです」

さらに安全面は万全にしたいと、4点式シートベルトの装着も予定しているという。

「皆野サンデーピクニックは幅広い世代の人がクルマを通じて自然体でいられる“ほっこりイベント”ですね。オーナーさんたちの愛車と“好き”が詰まったものと接することができて楽しいです」

スプライトに出会ったことで人生が豊かになったという“moko”さん。走りだけでなく、人との交流、ファッション、旅行の楽しみ方など、さまざまなことを教えてくれる相棒だと話してくれた。また、この日はSNSでフォローし合う同世代たちとリアルに顔を合わせるとことができたそうだ。

「趣味の友達とはそれぞれのプライベートや仕事を忘れて、クルマのことを語り合えます。購入や維持についてもお互いに応援したり。気取らずにゆるやかに繋がっていけたらいいですね」

今後はラリーやサーキットといったイベントにも出てみたいという“moko”さん。またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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