購入したばかりのM3クーペでBMW LIFE owner’s meetingに参加
BMW専門誌『BMW LIFE』が主催する初のオーナーズミーティング「BMW LIFE owner’s meeting」が、2024年10月27日に富士スピードウェイで開催されました。これはさまざまな自動車雑誌を送り出している交通タイムス社が主催する一大イベント「AUTO MESSE REAL」のコンテンツのひとつ。ミーティング会場となったP7駐車場には、全国から100台近い新旧BMWが集まりました。今回は、24歳という若手のBMWオーナーに話を聞いてみました。
24歳にしてほぼBMWひと筋の車歴
上質で高性能なクルマ作りで知られるBMW。価格的にも決して国産大衆車のようなバーゲンプライスとはいかない。となるとそのオーナーはやはり、ゆとりあるオトナばかり……と思いきや、決してそうでもないようで。
「まだ手に入れたばかりなので、これから愛車との思い出を作っていく予定です」
と語るのは、2009年式「M3クーペ」(E92)のオーナー、“あらた”さん。弱冠24歳の好青年だ。じつはクルマ好きの若者はまだまだ日本にはたくさんいるのだ。
元祖・M3として有名な初代E30系から数えて4代目となるE90系M3のデビューは2007年のこと。その頃の“あらた”さんはまだ小学校低学年だった。
やがて免許を取った“あらた”さんが最初に買ったのはE46の「325i」だったというから大したもの。で、その後某国産クーペに乗ってみたが、再びBMW「M235i」(F22)に乗り換え。そしてこちらのM3クーペにたどり着いたのが2024年のこと。いったんは国産車に乗り換えてはみたものの、やはりBMWの乗り味が忘れ難く、基本的にはほぼBMWひと筋という“あらた”さんの車歴である。
“M”への憧れが強かった
「個人的にはやはり“M”に対する憧れは強く、しかもノーマルアスピレーションの4L V8エンジンのクルマに乗れるのは今しかない! と思って購入に踏み切りました」
という“あらた”さん。クルマ好きのひとりとして、その気持ちはとてもよくわかる。4L NA、V8 DOHC 32バルブでパワーは400ps以上という贅沢なスペックのクルマは、たしかに今後二度と現れないのではなかろうか。街乗りやツーリング、旅行も楽しんでいるという“あらた”さんにとってこのE92 M3クーペは、
「どこにいくにも一緒のパートナーのような存在です」
今後はサーキット走行も見据えてアップデート
走行距離12万km超、十数年前のモデルなので現在は予防整備などのメンテナンスが基本だが、本国純正オプションのインコネル・マフラーやGT4風カーボンリップ、3DDesignカーボン・ディフューザーなど、各部にはオーナーのこだわりポイントが見え隠れ。さらにボンネットの中もGruppeMのカーボン・ラムエアシステムを取り付けるなど、ちょこちょこと手が入れられている。
「今後はサーキット走行なども見据えて手を入れて行きたいです」
と“あらた”さん。
旧来の内燃機関がダウンサイジング・ターボやハイブリッドとなり、さらにはバッテリーEVにシフトしつつある昨今、「バヴァリアのエンジン屋」が産んだ珠玉の自然吸気大排気量エンジンがもたらす迫力と悦楽を知っている若人、“あらた”さんのクルマ趣味人生は前途洋々だ。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)