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マイアミ文化をランボルギーニで表現したら…既成概念を打ち破る「ウルスSE」登場! アニメから飛び出してきたようなカラーリングが斬新すぎる!

ランボルギーニ ウルスSE:ネロノクティスのフロントリップは、鮮やかなブルーグラウコのアクセントにより際立っている

マイアミの活気あふれる多彩な文化に着想を得たウルスSE

2024年12月5日、ランボルギーニは米フロリダ州マイアミビーチで行われたプライベートイベントで、マイアミの活気あふれる多彩な文化にインスパイアされた「ウルスSE」を発表しました。エクステリアはブルーグラウコによるアクセントカラーや、グレーとブラックのコントラストが付けられ、マイアミの文化、スタイル、芸術的センスの融合にオマージュを捧げるカラーリングを採用。このユニークで現代的な特別モデルについて紹介します。

塗装とテストに230時間以上

ランボルギーニは、米フロリダ州マイアミビーチのプライベートイベントで、マイアミの活気あふれる多彩な文化からインスピレーションを得た「ウルスSE」を発表した。

このスポーティなウルスSEは、ランボルギーニのデザインセンターのチェントロ・スティーレとカスタマイズチームのアド・ペルソナムの指揮のもと、唯一無二のカラーリングが施されている。ウルスSEは、ブランド初のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルで、800psのハイブリッドパワートレインを搭載している。

マイアミをイメージしたウルスSEのエクステリアは、通常の作業工程に加えて230時間以上の塗装とテストを要した。ブルーグラウコのアクセントカラーと、グレーとブラックの組み合わせによりコントラストが付けられ、マイアミの文化、スタイル、芸術的センスを表現している。

ネロノクティスのフロントリップは、鮮やかなブルーグラウコのアクセントにより際立ち、グリジオテレストのバイカラーミラーキャップにブルーグラウコのピンストライプがエレガントな雰囲気を添えている。ネロノクティスのリアディフューザーにも、ブルーグラウコのハイライトが施されている。

インテリアもマイアミ文化の世界観を表現

インテリアは単色のレザー張りで、専用キックプレート、カーボンファイバーのダッシュボードには「MIAMI(マイアミ)」の文字が刻印されている。

プライベートイベントでは同社のステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOが参加し、2024年第3四半期までの業績の発表も行われた。2024年の世界的な納車台数は、2023年の同じ9カ月間と比較して8.6%増の8411台となり、ランボルギーニのモデルラインナップは、ハイブリッド化を推し進め、ブランドの未来を切り開く強固な基盤を築いたとコメントしている。

AMWノミカタ

今回発表されたウルスSEの特別モデルの写真を見ると、そのデザインがあまりにもカジュアルであまりにもポップなことに驚く。まるでアニメの世界から飛び出てきたようなユニークなカラーリングである。とくにラグジュアリーブランドはイメージを毀損しないようにコミュニケーションは厳格なCIにより管理され、派手なカスタマイズは好まれないものだが、チェントロ・スティーレと、アド・ペルソナムが率先してこのようなモデルを製作したこともまた驚きを感じる。

ブランドのポリシーを変えたというよりも、これが近年の顧客の嗜好の変化を反映しているということなのだろう。ここのところランボルギーニやロールス・ロイスのこれまで考えつかなかったようなユニークな仕様の特別モデルが数々登場している。伝統を守ることも大事だが、これまでの枠を打ち破り新たなラグジュアリーの法則を見つけ出すことがブランドの今の課題になっているのだろう。このような努力をしていないブランドとの差はここ数年でハッキリするように思える。

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