元の形が思い出せない!? 超迫力のプリウスPHVに遭遇
FENDERIST(フェンダリスト)とはその名の通り、フェンダーにフォーカスしたカスタムカーショー。2024年は7月20日~21日に愛知県のポートメッセなごやで開催されました。今回はその会場から、ノーマルの状態がもはや分からないほどアグレッシブなスタイルに変貌したトヨタ「プリウスPHV GR SPORT」のオーナーに話を聞いてみました。
もともとは仕事用として購入したクルマ
ノーマルの状態が思い出せないくらいワイドなボディに変更されていた、2021年式トヨタ「プリウスPHV GR SPORT」。オーナーの優さんは、もともとこのクルマをイジるつもりはなかったそうだが、いつのまにかこんな状態になっていたのだという。
「3年前くらいに仕事用のクルマとして買ったんですけど、気づいたらイジり始めちゃってました。もともとクルマをいじるのが好きで、周りにもそういう方々がたくさんいたので。そういうつもりで買ったわけじゃないんですけどね」
ボディカラーはシンプルに
ノーマルの状態から、いくつかのカスタム変遷を経て現在の状態になったというプリウスPHVだが、カスタムのコンセプトは何なのだろうか?
「もともとはオーロラのフィルムを貼ったりして明るい派手めだったんですけど、今は純正色でシンプルに見えるようにしています。今はこれで完成形ですが、今後はホイールを換えたいというのと、ボディカラーをまたシンプルに黒に変えたいぐらいなんですが、まだちょっと悩んでいます」
純正のボディカラーはシンプルだが、やはり2mオーバーというワイドボディはかなりのインパクト。このワイドボディに関しては、じつはホイールありきだったというのだ。
「ホイールに326powerの一番太いサイズを履きたいという思いがあって、このホイールに合わせてフェンダーを作ってもらいました。車幅は2050mmぐらいで、ほとんどサイドミラーは意味ないですね」
ホイールに合わせてワイドフェンダーを作成
326power「ヤバKING」ホイールのサイズはフロント10J、リアが12.5J、(ワイトレなどの装着なし)となり、これに合わせてオーバーフェンダーをワンオフ製作。さらにこのオーバーフェンダーに合わせ、それまで装着していたリップ/サイドスカートなどのエアロも、ボンネット以外は全て延長加工を行っているという。
足まわりに関してもワンオフのエアサスをセット。キャンバーは、リアはアーム、フロントはトーコンで調整されている。
エンジンに関してはPHVということで大きな変更はないが、フロントにダミーのインタークーラーがセットされているのはご愛嬌だ。マフラーはガナドールとなっているが、エンド部分は溶接で焼色をつけたφ100mmの4本出しに変更。この他にも内装はフロントシートにレカロをセットすると同時にリアシートも同色に貼り替え、ステアリング交換、BLITZの追加メーターな、ど内外装問わず各部に手が入れられている。
ワイドなボディに目が奪われてしまうが、よく見るとじつはライトまわりの表情も変更されている。これはオーナーの優さんの好みを反映させたものだという。
「ブガッティが好きだったんで、ああいう感じで全部ワンオフで加工してもらってるんです。片側4灯のライトは室内のスイッチでコントロールできるようになっているんですよ」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)