サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

ベントレーが推定4万人を支援…2024年に行った地域活動とは? 経済的弱者にライフチャンスを掴むきっかけを提供し、2つの権威ある賞を受賞!

ベントレーのアドバンシング・ライフ・チャンス戦略の活動は、2024年に約450件の慈善寄付とプロジェクトを通じて英国全土で推定4万人の個人を支援した

ベントレーが2024年に行った地域社会への貢献活動とは

ベントレーモーターズは、2024年に「アドバンシング・ライフ・チャンス(ALC)戦略」のもと、約450件の慈善寄付およびプロジェクトを通じて英国全土で推定4万人を支援するという結果を残しました。また地域社会への投資活動が評価され、2つの権威あるCSR賞を受賞。ベントレーが2024年に行った地域社会への貢献活動について紹介します。

明るい未来を築くベントレーの取り組み

ベントレーモーターズの「アドバンシング・ライフ・チャンス(ALC)戦略」の活動は、2024年に約450件の慈善寄付とプロジェクトを通じて英国全土で推定4万人の個人を支援し、大きな成果をもたらした。これは地域社会に力を与え、必要不可欠なサービスへの利用を促進し、明るい未来を築くというベントレーの取り組みを強化するものである。アドバンシング・ライフ・チャンス戦略は、英国全土にわたる1つのプログラムと、クルーに拠点を置く3つの地域活動を通じて実施されている。

アドバイシング・ライフ・チャンシーズ少額助成プログラム

このプログラムは、弱者や恵まれない人々、または社会的地位の低い人々のために活動する慈善団体を支援するため、最高500ポンドの寄付金を提供するものである。2024年にベントレーが支援した慈善団体やコミュニティグループは273団体となり、2023年の200団体から増加した。このプログラムを通じて全国で3万人以上の個人に恩恵をもたらされると予測され、一貫した成長と利用者の拡大を続けている。

アドバンシング・ライフ・チャンス・クルー基金

チェシャー・コミュニティ基金(CCF)とのパートナーシップにより実施され、クルーの地域住民のニーズに対応し、12カ月間単位のプロジェクトを支援するものである。2024年には、ベントレーは9つの地域プロジェクトに資金提供し、5795人の住民に恩恵をもたらすと予測されている。支援団体には、チャンス・チェンジング・ライブス、ウィッシング・ウェル・プロジェクト、ヤング・エンタープライズなどがある。

ベントレー・クライシス基金

2022年に設立されたベントレー初の基金で、クルーにおける地域の緊急ニーズに持続可能な支援を提供するものである。2023年、この基金は141人が支援の恩恵を受けている。2024年にはさらに1万ポンドが助成され、同基金はクルー・コミュニティにとって不可欠な恒久的資源であり続けている。

CCFクルー基金

ベントレーや地元企業の支援を受けたこの共同基金は、重要度の高いコミュニティ・プロジェクトに資金を提供している。2024年、この基金は12の地元慈善団体を支援し、推定1257人の受益者に手を差し伸べた。

地元の商工会議所でコミュニティ貢献賞のスポンサーに

2024年におけるベントレーのコミュニティへの取り組みは、2つの権威ある賞で評価されることとなった。ザ・ビジネスコンセプトから「高級自動車業界における社会的サステナビリティ賞」を受賞し、ポジティブな社会的影響を生み出すリーダーシップが認められた。さらに、国際企業の社会的責任優秀賞のコミュニティコミットメント部門で「英国ナショナルゴールド賞」を受賞し、ライフチャンスの向上に対する取り組みをさらに際立たせた。

地元の功績を称える取り組みの一環として、ベントレーはサウスチェシャー商工会議所のコミュニティ貢献賞のスポンサーも務めた。この賞は地元団体の卓越した活動を称えるもので、2024年は脳卒中生存者の言語サポートグループが受賞者に選ばれた。

AMWノミカタ

地域住民に対する社会的貢献活動は、企業のイメージ向上と存続に重要な役割を果たしている。先日、ロールス・ロイスは本社施設拡大に伴い、周辺の遊歩道の整備を行ったと発表した。ベントレーも地元の川の清掃活動などを行っているが、今回の話は周辺環境の整備ではなく直接的な人へのサポートである。

イギリスでは2022年に9%、2023年には7%を超えるインフレによる物価上昇が取り沙汰されている。また、とくに若年層の失業率もここのところ12%を超え、経済的弱者が生まれやすい状況となっている。ベントレーの支援はそういった人を救うべく、人生のチャンスを掴むきっかけを作り出すことが目的である。あえて特定の目的での支援を決めず、さまざまな問題に取り組んでいる団体を支援することでその恩恵を受けられる人の裾野を広げていることも特徴である。

ここのところのSDGsとしての社会貢献活動の動きは一見すると「ブーム」のようにもとらわれがちである。当たり前ではあるが今後の企業収益の大小にかかわらず「地域に存続するための企業の社会的責任」として、この活動は継続してほしいものである。

モバイルバージョンを終了