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「フロンクス」に続いて日本導入が待ち遠しい! スズキのBEV世界戦略車「eビターラ」がイタリアとインドで先行してアンヴェール

スズキ eビターラ:メリハリのある造形がSUVらしい力強さをアピールするデザインとなっている

スズキ初のフルBEV「eビターラ」が登場!

コンパクトSUVを得意とするスズキが放つ最新モデルは、同ブランド初となる電気自動車。BEVの世界戦略車第1弾となる「eビターラ(e VITARA)」は2024年11月にイタリアでワールドプレミアされ、続いて2025年1月にインドで開催される「Bharat Mobility Global Expo 2025」でも披露されます。

低速から高速までのシャープな加速を実現

スズキが2025年の夏に市場への導入を予定している電気自動車「eビターラ(e VITARA)」。スズキのインド子会社であるマルチ・スズキ・インディア・リミテッド(MSIL)は、このグローバルモデルを2025年1月18日〜21日に開催される「Bharat Mobility Global Expo 2025」で披露し、2025年にインド国内で発売すると発表した。

コンセプトは「Emotional Versatile Cruiser(エモーショナルな多用途クルーザー)」というもので、2023年に公開したEVコンセプトモデル「eVX」をベースに量産化されるモデルだ。

最大の特徴は安心・安全を追求したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーと、モーターおよびインバーターを一体化した高効率のeAxleを搭載したパワートレイン。BEVの特長である発進時のキビキビとした加速と、低速から高速までの追越し時のシャープな加速を実現している。

さらにバッテリー容量49kWhモデルと61kWhモデルに2WDをラインナップしているほか、車体の前後に2つのeAxleを配置した4WDモデルも用意(61kWhモデル)。パワフルな走りだけではなく、電動4WD特有のレスポンスに優れた緻密なコントロールを実現したという。走行時に片側のタイヤが浮くような路面でも空転したタイヤにブレーキをかけ、反対側のタイヤに駆動トルクを配分(LSD機能)することで悪路からスムーズに脱出できるTrailモードを備えている。

プラットフォームにはBEV専用として新しく開発した「HEARTECT-e」を採用。軽量な構造と高電圧保護を両立し、ショートオーバーハングによる広い室内空間を特長としている。メインフロアはフロア下メンバーを廃止し、電池容量を最大化している。

スズキが得意とするSUVの魅力を詰め込んだ1台

この新しいBEVであるeビターラのボディサイズは、全長4275mm×全幅1800mm×全高1635mm(欧州仕様)。スズキが現在ラインナップする最新型SUVの「フロンクス」(全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mm)よりもひとまわり大きく、2024年に生産を終えた「エスクード」に近いボディサイズとなっている。

エクステリアは「High-Tech & Adventure」をテーマに、BEVの先進感とSUVの力強さを併せ持ち、冒険心を刺激する力強いデザインを採用。2700mmのロングホイールベースに、18インチもしくは19インチの大径タイヤを組み合わせることで存在感のあるシルエットを表現。数々の魅力的なSUVを生み出してきたスズキらしい1台に仕立てられている。

インテリアにはタフな印象のパネルやセンターコンソールを採用して、そこに先進装備のインテグレーテッドディスプレイを配置することで「High-Tech & Adventure」を体現。過度な装飾のないインテリアは落ち着きある佇まいとなっているのが特徴だ。

SUVらしい力強さと先進性を兼ね備えたデザインと、BEVらしいシャープな走りを実現したeビターラは、スズキのBEV世界戦略車第1弾。インド、欧州、日本など世界各国で順次販売を開始するが、それに先駆けてスズキのグローバルサイトで特設サイトが公開され、イタリア・ミラノでのワールドプレミアやスノーテストの様子などをアップしている。

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