近所のBMWミュージアムへ行くと大混雑
ドイツ・ミュンヘン在住の池ノ内みどりさん。とある日、近所のBMWミュージアムとBMW Weltへ向かうと大混雑の様子。閉館1時間前に再びチャレンジすると、なんとか入れることになりました。BMW好きにはたまらないミュージアムなどについてレポートします。
BMW Weltには観光客がズラリ
2024年末のとあるお天気の良い日に、ふと思い立ってお散歩がてらに自宅近所のBMWミュージアムに行ってみました。お散歩といっても自宅からは早足で徒歩2分、のんびり歩いても5分程度の距離であっという間に到着します。毎日のように目の前をママチャリで通り過ぎるのですが、しょっちゅう行くわけではありません。観光地の近所に住んでいると、案外そんなものかもしれませんね。
年末年始だし、多くの人々がスキー旅行に行く季節なので、すぐに入館できるだろうと軽い気持ちで行ったのが大間違い。ミュージアムへ入る2カ所の入り口からとんでもなく長い行列ができていてビックリ! この日はあまり寒くない日ではありましたが、列に並ぶのは諦めて向かいのBMW Weltへ向かいました。しかしこちらも大勢の人でいっぱい! ドイツ語はほとんど聞こえてこず、ロシア語や東欧系の言語やイタリア語のほか、中国やタイの方を多く見かけしました。
閉館1時間前を狙って再チャレンジ
ゆっくりできる雰囲気ではない人の多さで、ショップをチェックして、館内をぐるりと1周してミュージアムへ戻りました。日本でもインフルエンザが猛威を振るっていますが、ドイツも酷い風邪が流行っていて、マスクをしないでゲホゲホしている人がいて困ります。
ミュージアムに戻ってみたものの、やはりまったく状況が変わっていなかったので自宅へ一旦戻ることにしました。ミュージアムやBMW Weltのカフェも人であふれかえっていたので、自宅で日本茶を入れていただき物の羊羹でゆっくりティータイムをしてから、少し仕事をして閉館1時間前を狙って夕暮れ時に再びミュージアムへ向かいました。
オリンピックタワーやBMW Weltをバックに美しい夕焼けに見惚れてしまいましたが、あっという間にまた入場制限がはじまり並びました。10分程で入館が叶いましたが、閉館間近というのにこちらも大混雑。
ツーリングカーの展示ブースも改装されていました
常設の展示はもう何度も観ているのでそのまま通過。ミュージアムは2年前ほどから少しずつ改装工事が行われていて、前回来た時に見られなかったそのブースをチェックしました。以前は歴代の「3シリーズ」が並ぶフロアだったところが「5シリーズ」に変わっていて新鮮! 壁の真ん中がぶち抜かれて見やすくなっていました。
BMWに限らず、ほかの自動車メーカーのミュージアムでも一番大好きなのは、過去の広告展示のブース。昭和チックな、いま見るとちょっとダサい演出のCMや広告写真を鑑賞するのがとても楽しいのです。背景に写る建物や道具、ファッションも新鮮です。しかし、この日はあまりの人の多さに断念。平日の日中にゆっくり見に行くことにします。
ツーリングカーの展示ブースも改装されていて、入り口からモータースポーツ感がムンムン。狭いブースには入り切れないほどの多くの実車をコレクションしているBMW。スポーティな走りが特徴的なBMWにはモータースポーツを通して得たノウハウが詰まっています。ミュージアムとは別に、モータースポーツのミュージアムや資料館を作ってくださらないかなぁ、と強く願っています!