世界各地で創業110周年イベントを開催
2024年に創業110周年を迎えたマセラティ。イタリア・モデナからアメリカ、日本、そのほかの国々で実施された世界的な記念行事は、マセラティファンの絆をさらに強めるものとなりました。国ごとで個性が異なる、マセラティ創業110周年イベントを紹介します。
2台の最新モデルを披露
マセラティは創業110年の歴史を記念するために、2024年に世界各地でイベントやアクティビティを開催し、ゲストを魅了した。限定車の公開や魅力的な展示、スリリングなサーキット走行や公道走行体験まで、ブランドの未来を鼓舞し続けるパフォーマンスと革新の遺産を披露した。これらの記念行事は、最新モデル「GT2ストラダーレ」と、「グラントゥーリズモ 110 アニヴェルサーリオ」を披露する絶好の機会となった。
マセラティの使命は、顧客の要望に焦点を当てながら、高級セグメントにおけるモビリティの未来を形作ることである。110年を経た今もなおその使命は継続しており、すべてのモデルを通じて推進力を得て、未来を見据え、イタリアの高級感を再び世界中に広めている。
トライデント・エクスペリエンス in イタリア・モデナ
2024年11月30日〜12月1日にイタリア・モデナのマセラティ本社で「トライデント・エクスペリエンス」が開催された。ゲストには、マセラティ・イタリア・クラブ、パニーニ家、エットーレ・マセラティの孫たち、俳優、ミュージシャンのマチルダ・デ・アンジェリス氏が含まれている。
イベントのハイライトとなったのは、「グラントゥーリズモ 110 アニヴェルサーリオ」のお披露目と、現行モデルと歴代モデルを含む110台のマセラティのパレードランであった。また、ホテル「カーサ・マリア・ルイージア」でモデナ出身の料理人であるマッシモ・ボットゥーラ氏による豪華なディナー、公式行事や文化的な見どころなども盛りだくさんのプログラムとなった。
マセラティ110周年記念セレブレーション in 日本・東京
2024年12月1日、マセラティ・ジャパンは日本の東京プリンスホテルで、創業110周年を祝う盛大なパーティーを開催した。このイベントでは、マセラティの情熱的なオーナーたちを代表する110台のマセラティ車が勢ぞろいした。この祝祭には、東京から千葉の美しい風景へと参加者を誘うツーリングも含まれており、参加者にとって忘れられない体験となった。
このイベントは壮大で華やかな花火の打ち上げによって幕を閉じた。マセラティ・ジャパンのCEOである木村隆之氏は「GT2ストラダーレ」を発表し、紹介を行った。木村氏は多くの著名なゲストとともにブランドの110周年を祝うことへの誇りを表明し、日本におけるマセラティ愛好家の揺るぎない支援、ブランドとの長年にわたる良好な関係、そしてマセラティの未来への取り組みを強調した。
110周年記念祝賀会 in 韓国・ソウル
2024年12月12日、韓国・ソウルにあるイタリア大使公邸で110周年記念祝賀会が開かれた。マセラティはメディアやディーラーのほかに160名のゲストを招き、創業110周年を祝った。このイベントでは、マセラティの豊かな伝統と革新への揺るぎないコミットメントが紹介され、それらはGT2ストラダーレのお披露目で再び強調された。
ザ・コレクション GT110 in 米国フロリダ州マイアミ
2024年12月5日、米国フロリダ州マイアミのマセラティ正規ディーラーである「ザ・コレクション」は、マイアミ・デザイン・ウィークに合わせて、コンクールクラブと共同でイベントを開催した。このイベントには100人を超えるゲストが集まり、贅沢、創造性、イタリアの伝統に満ちた夜を過ごした。
ゲストは、「8CTF」、「MC20イコーナ」、「MC20チェロ」、「MCXtrema」など、マセラティの伝説的なクルマの展示に感銘を受けた。ディナーではマセラティの象徴的な遺産に敬意を表して、「グラントゥーリズモ 110 アニヴェルサーリオ」が注目を集めた。
110周年記念祝賀会 in 中国・上海&北京
2024年12月8日、マセラティは中国・上海と北京にCCOYおよびShe Powerの38人の著名な審査員を含む108のメディアの代表者を迎え入れた。この2日間にわたるイベントの目的は、創業110周年と中国でマセラティが上陸して20周年という2つの大きな節目を祝うことだった。その目的を達成するために上海の街でパレードが開催され、上海新馬広場と上海国際港でLEDライトショーが行われた。
AMWノミカタ
周年イベントは年間を通じて実施されるのが一般的だが、この5カ国での110周年イベントは12月に集中的に行われている。これはマセラティの設立月月日が1914年12月1日であることによるものであろう。
日本のパートでは触れられていなかったが、このイベントにはピニンファリーナ在籍中に「クアトロポルテ」や「グラントゥーリズモ」のデザインを手がけたKEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏も登場し、祝辞を述べている。マセラティの歴史を作り上げたこの重要な人物の登場は日本人ファンにとって誇らしく、嬉しい瞬間だったに違いない。2025年、マセラティは我々にどのような驚きを与えてくれるか楽しみである。