車体番号は808番とかなり若い。かなり早い段階で予約を入れたため発売日の翌日に納車。そのまま2000kmの慣らし旅に出かけた
内装はMY11純正品にアップデート(ステアリング/モニター/各パネル類など)。NISMO大森ファクトリーが展開しているメニューで、純正部品を使用して好みのコクピットに仕上げることが可能
10万kmと20万kmで2度メーターを交換。実走行距離は写真の数字+20万kmとなる。現在装着しているのはMY15の純正メーター
シンプルながら空力を徹底的にこだわり開発されたNISMOのエアロパーツはまさに機能美といえる仕上がりだ
フロントフェンダー/フロントスポイラー/サイドスカート/アドオンリヤスポイラー/ディフューザーフィンなどはすべてNISMO製。ノーマルのイメージを崩さず、確実に空力性能を向上させるアイテム
NISMO製のスポーツチタンマフラーを装着。MY20の純正のようにテールに焼き入れ処理が施されていないため走り方によって徐々に色味が変わっていく。本誌R35はうっすらと青みがかった状態
大阪オートメッセ2020展示に合わせタイヤ&ホイールを変更。ブレーキはパッド/ローターとも純正を使用
何度か表紙に登場しているが、最も印象深いのは不慮のトラブルから奇跡の復活を遂げた'18年の143号。エアロを装着してイメチェンも図った!
大森ファクトリーで施工を受けた際に装着されるプレート。「REF」はリフレッシュの略。新たに打刻された「S1」の文字に心躍る
R35GT-Rの持つポテンシャルを引き出し、走りを存分に楽しんでいる
中低速域でのトルク向上を狙うNISMOのスポーツリセッティング。本誌R35はTYPE-2からより性能向上を図ったTYPE-3に変更済み
15万km以降はGT-R NISMO純正ホイールに変更。BSポテンザRE-71RやYHアドバンA052Rなど非ランフラットタイヤも試すように
NISMOで組まれたエンジンはすべて同社のエンジンベンチ室に運び込まれ、担当メカニックによりラッピング(初期馴染み)と性能確認を実施。ここで全開まで回すため車両搭載後の慣らしは不要!
ディーラーで一年に一度GT-R特別点検を受けている。R35は各部の精度が高いだけにちょっとしたズレが性能をスポイルするのだ
本誌R35からエンジンとトランスアクスル(後方)を同時に降ろした写真。エンジン本体は第2世代のように上からチェーンで引き上げるのではなく、サスペンションメンバーごと車体の下に降ろす形になる。新鮮な光景だった!
8万km時にMY08純正のダンパーに交換していたが、シャシーリフレッシュ時にMY13バージョンアップサスを投入。リフレッシュ後、筑波サーキットで新車時を上回るタイム(1分1秒961)を記録
RB26同様、将来を見据えてR35用VR38のO/H需要も見据えていたNISMO。12万km走行の本誌R35を分解し内部を検証することに
R35のシャシーリフレッシュも大森ファクトリーとして初の試みだったため、メンバーやアームだけではなく、ドライブシャフトやハブベアリング、ブレーキキャリパーなども分解して劣化を検証した
日産自動車との共同開発で生まれたNISMOのスポーツキャタライザーは、ナノ触媒技術を用いた逸品。マフラーとセットで装着済み
ラッシュモータースポーツでもR35でここまでの事故車を修理したのは初とのこと。仕上げにオールペンを施し見違えるような姿に!
GT-R特約サービス工場以外にも各ショップで独自に修理/対策を行っている。走行距離が多い場合は新品載せ換えという手段も……
ネックと言われるフライホイールハウジング。ベアリングにガタつきが出ることで足もとからガラガラ音が発生。本誌R35は計3回交換
エンジンの熱害なのか電気系にもトラブルが発生しがち。本誌R35はAVユニット本体のほかエアコンのアンプも交換している
'07年、納車後間もないころの本誌R35。シルバーのホイールが標準車の証し。当時の車両価格777万円は今となっては安く感じる
2度目のO/Hと同時にS1エンジンメニューを投入。本誌R32VスペII号同様、コレクターカバーがNISMOの赤い結晶塗装仕様に。今回のO/Hでシリンダーブロック以外はほぼ新品に交換している
まさに大手術という言葉がぴったりな修復作業により見事復活を遂げた
トランスミッショントラブルが発生した際に出る警告。即走行不能になることはないが、シフトが1段飛ばしになることで変速ショックも増大
NISMOエアロにより精悍な印象に生まれ変わったGT-R Magazine編集部所有のR35GT-R