2023年6月3日(土)~4日(日)に岩手県で開催された「ツール・ド・みちのく2023」
今回初めて盛岡八幡宮がスタート&ゴール会場となった
東北地方を中心に各地からクラシックカーが集合。こちらは1969年式ランチア フルビアクーペ ラリー1.3S
参加車両はまず簡単な車検を受ける
筆者は1963年式フォルクスワーゲン カルマンギアでエントリー
コマ図を見ながら2日間で400kmを走るラリー。タイム計測がない代わりにクイズが多め
スマホのラリータイマーアプリを使うため、土台が強力マグネットのクレードルを導入。クルマに跡がつかないのでお気に入り
スマホのラリータイマーはGPSで距離を測定するのでトンネルでは誤差が生じる。勘と推理で適宜、誤差を修正する必要がある
地元の新聞やテレビで告知されたため盛岡八幡宮には多くのギャラリーが訪れた
1927年式ロールス・ロイス ファントムIのオーナーの和田さんはギャラリーに親切に愛車を解説
日産エクサ キャノピーはオフィシャル車両。地元のクルマ好きたちが運営している
昼前の開会式で注意事項なども説明された
土曜の正午にツール・ド・みちのく1日目がスタート
盛岡八幡宮を出て盛岡の中心部を走っていく
筆者の前を走っていたのは1958年式BMW 600。想像以上にスピーディにキビキビ走っていた
地元の人たちに手を振り返す1968年式フィアット 850スポルトクーペ
盛岡市のランドマーク、岩手銀行赤レンガ館の前を走っていく戦前ロールス・ロイス
市街地を抜けて山間部へ
無理にスピードを追求する必要がないのでマイペースでワインディングを楽しむ
岩手山はあいにく少し雲がかぶっていた
CPの道の駅でみんなゆっくり休憩
1日目のSS(スペシャルステージ)
50mのコースを23秒に近く走るという線踏み競技だ
筆者は23秒に対し21.050秒と大幅にミスってマイナス20点に……
途中のあちこちで地元の人々が笑顔で手を振って歓待してくれた
三陸沿岸に出て、海辺の風景を前にひと休み
三陸の海をバックに記念撮影にいそしんだ
1日目ゴール&宿泊場所のグリーンピア三陸みやこへ。ここにも大勢のギャラリー
1日目を終えた1968年式ダットサン フェアレディSR311(右)と1979年式いすゞ 117クーペ XG(左)
クイズの回答用紙を受付に提出したら1日目終了となる
2日目の朝、年代も国籍もさまざまな参加車たちが準備に取りかかる
2日目は朝8時からスタート
2日目スタート、筆者の前は1960年式ダットサン SPL212
宮古の景勝地「浄土ヶ浜」の中の道を特別に走ることができた
4年ぶりに遭遇した地元の1969年式カルマンギア・カブリオレ
オーナーはカルマンギア歴47年の大ベテラン
しばしの間、カルマンギア2台で連なって走った
三陸海岸を南下して釜石方面へ
2日目のSS(スペシャルステージ)に集まったエントリー車たち
ここでは1周50mを28秒で走るルール。トライしているのは1969年式ホンダ S800 Mタイプ
タイミングよくSLと並走しているのは1961年式メルセデス・ベンツ 190SL
初夏の岩手の山並みを眺めながら走るのは気持ちいい
民話の里、カッパの里、遠野へやってきた
ランチ会場にも多くのギャラリーが待ってくれていた。写真は1991年式プジョー 405 Mi16
遠野の町並みを見下ろす「たかむろ水光園」にエントリー車が並ぶ
ランチ会場からはクルマたちを眺められる
なつかしい水車小屋も
ランチ会場を出発する1960年式ダットサン SPL212
山間部ではしばらく激しい豪雨に遭遇。写真は1968年式ダットサン フェアレディ
ほとんどのクルマが途中の道の駅でしばらく休憩した
道すがら、地元のお祭りに遭遇
地元のギャラリーと手を振り合ってコミュニケーションするのも楽しい
再びスタート&ゴール会場の盛岡八幡宮へ
無事にゴール。この後もにわか雨と晴れが繰り返す不思議な天気だった
ゴールした1980年式フィアット X1/9
ゴールした1958年式BMW 600
ゴールする1974年式アルピーヌ ルノー A110 1300VC
ゴールしたエントラントたちはのんびりと交流を楽しんだ
スズキ フロンテとフェラーリ 328GTSが並ぶのも、ツール・ド・みちのくらしい光景
ツール・ド・みちのくの優勝トロフィーは大きなミルク缶
上位入賞者たちには岩手の名産品が贈られた
帰路につく1986年式ランボルギーニ カウンタック クワトロバルボーレ(スローシャッターなので実際は超徐行)
帰路につく1963年式ロールス・ロイス シルバークラウドIII
ツール・ド・みちのく2023のコース概要
1日目スタート後、盛岡市街地を走る筆者のカルマンギア。メルセデス・ベンツ190SL、ポルシェ 356Bとドイツ車が並んだ
ギャラリーに歓迎される1969年式スズキ フロンテ
2日目、宮古の景勝地「浄土ヶ浜」の中の道を特別に走ることができた
地元の皆さんとふれあう1990年式フェラーリ F40
2日目ゴールの盛岡八幡宮はにわか雨と晴れの繰り返し。傘をさしているのは1989年式ポルシェ 911スピードスター
スタート&ゴール会場は盛岡八幡宮。写真はゴールする1979年式いすゞ 117クーペ XG